みなさん、こんにちは。トラベルミュージシャンの華山です。
みなさんの中にはプロミュージシャンにはなれなくても、音楽で稼ぎたいと考えている人もいるのではないでしょうか?
しかし、音楽業界も甘くはありません。でもネットでお小遣い程度の収入なら得られるようになります。
そこで今回は音楽でマネタイズを成功させて稼ぐ方法についてご紹介します。
多くのミュージシャンはどうやって稼いでいるのか
ミュージシャンの収入源は大きく分けて3つです。
- CDなど音源の売り上げ
- ライブのチケット売り上げ
- グッズ販売
ただし、現在の音楽業界はチケット販売とグッズ販売の収入の割合が大きいです。
その理由を解説します。
CDなど音源の売り上げ
ひと昔前であれば、CDがミリオンセラーになるなど音源の収益が高かったのですが、ストリーミングやYouTubeが出てきて音源はお金になりません。
AKBのように握手券がついたり、CDに多くの特典をつけたりすればCDの売り上げは必ず上がるので、話題性を集めるためにこうしたことをやるアーティストもいました。
しかし、違法ダウンロードなどで音源は無料で当然になっています。また、サブスクなどが始まって多少はアーティストに還元されるようになりましたが、まだCDなどの音源による収入は少ないままです。
ライブのチケット売り上げ
CDなど音源による売り上げが少なくなったアーティスト業界はライブのチケットを主な収入源にします。
音源は名刺にして、実際にライブに来てもらってマネタイズすることがゴールになりました。
そのため、一昔前であれば3,000円程度だったライブのチケットが、7,000円くらいに跳ね上がっており、音源が売れない分の補填となっています。
音楽業界が音源などのモノよりも、ライブの体験を売る、コト商売に変わったと言えるでしょう。
グッズ販売
音源やライブから派生して、グッズ販売も大きなミュージシャンの収入源となっています。グッズの単価も高めで、紙袋も2000円ほどで販売されています。
ある種のファンビジネスでもあり、アーティストに興味を持ってくれる人の中でも特にお金を使ってくれるような人たちをターゲットにして販売します。
この辺りはアーティストなどミュージシャンに限らず、YouTuberなどもやっています。アパレルブランドを立ち上げているのもその中のひとつですね。
また、ライブ会場などでセットでグッズ販売を行うことで、購買意欲を促進する狙いもあります。
無名ミュージシャンがマネタイズするコツ
ファンが少ないミュージシャンがマネタイズするならば、以下のような順番が収入を得やすいです。
- CDなど音源の売り上げ
- ライブのチケット売り上げ
- グッズ販売
先ほど、メジャーなミュージシャンは音源でななく、ライブやグッズで稼いでいるという話をしましたが、無名ミュージシャンは逆です。
音源の方がマネタイズを行いやすいです。グッズ販売などは、お金を落としてくれるコアファンを捕まえなければならないので、少しハードルが高いです。
それでは実際にマネタイズ方法を考えてみましょう。
音楽で稼ぐコツ
音楽で稼ぐには以下のような方法があります。
- YouTube
MVや音源をアップ - ストリーミング(サブスク)
音源を配信 - 楽曲提供
BGM等を作成して販売 - iTunesやBASEで音源の直接販売
デジタルコンテンツを販売 - カラオケで配信
カラオケ配信で印税を稼ぐ - 17Liveなどライバーになって演奏
生配信でライブパフォーマンス - ライブハウスで生演奏
実際にライブを行う - ストリートで演奏
路上演奏して投げ銭にしてもらう - グッズをオンラインで販売
ショップ開設して出品 - クラウドファンディング
応援してくれるファンを募る
それでは解説します。
音源:YouTube
バンドの音源やPVをYouTubeにアップして再生数を稼ぐことによって、収入を得ます。
ただし、以下の点がハードルとなります。
- 無名ミュージシャンはチャンネルが伸びにくい
- 繰り返し再生されるのが難しい
まず、無名ミュージシャンがオリジナルソングをアップしても誰も聞いてくれません。ものまねなどエンターテイメントに走ったり、カバー曲で感動させたりとまず知名度を獲得しなければなりません。
そしてようやくチャンネル登録となりますが、1000人の壁は高く、数ヶ月は赤字になることを覚悟しなければなりません。
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また、音楽をやっていることを何かのきっかけで知ってもらって、YouTubeを再生されたとしても1回きりの再生になってしまうことが多いです。YouTubeで音楽を聞いてもらえるようにプロフェッショナル並みの音源をアップしてリピーターを獲得しましょう。
そうやってようやくチャンネル登録者が1000人を超えて収益が発生します。
音源:ストリーミング(サブスク)
音源を配信してくれるディストリビューターを経由することで、さまざまなサブスクリプションに音源を配信できます。
サブスクとは、多くの人が使っている音楽配信サービスのことです。
- Amazon Music Unlimited
- Amazon Prime Music
- Apple Music
- AWA
- Deezer
- dヒッツ powered by レコチョク
- iTunes Store
- LINE MUSIC
- Rakuten Music
- Spotify
- TOWER RECORDS MUSIC powered by レコチョク
- うたパス
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一方で、ディストリビューターには、以下のようなものがあります。
- TuneCore
- narasu
- BIG! UP
- Frekul
TuneCoreとnarasuは有料ですが、BIG! UPとFrekulは無料です。有料になると、年額1000円〜を払ってサブスクサイトに配信しなければなりません。
無料のサービスでもできますが、違いとしては、有料サービスの方が配信開始までの期間や収益の振り込みが早かったり、配信できるサブスクが多かったりします。
サブスクリプションで再生されても1再生が0.1円〜0.3円なので、3333回以上再生されないと配信費用の1000円は稼げません。
もし、そこまで再生されないならば、無料サービスに登録して黒字化を確実に狙うべきでしょう。
一方で、曲が購入されれば、有料サービスの方がアーティストの取り分が100%になるなど有利な一方で無料サービスは中抜きとしてディストリビューターに数割持っていかれます。
音源:楽曲提供
音源を制作してそれを売る方法があります。いわゆる楽曲提供です。
AudiostockなどのBGMサイトに作った楽曲を投稿して、誰かが自分の曲を使ってくれるとロイヤリティが入ります。
Audiostockは一例ですが、楽曲の審査がとても厳しくて簡単に収益化できません。
また、ココナラやクラウドワークスなどのサイトを使って、楽曲を提供する方法もあります。
音源:iTunesやBASEで音源の直接販売
音源をサブスクではなく、楽曲として丸ごと販売する方法があります。
iTunesやmoraなどの音楽販売サイトで販売を行うためには、サブスク配信と同じように以下のようなディストリビューターを通さなければなりません。
- TuneCore
- narasu
- BIG! UP
- Frekul
有料のディストリビューターは初期投資としてお金がかかるので、無料のBIG! UPなどに登録して販売の収益を得るのがおすすめです。
また、BASEなどのEC作成サイトを利用すると、無料で自分の楽曲を販売できます。さらに自分のグッズを合わせて販売できるので、抱き合わせ販売に最適です。
音源:カラオケ配信
自分の音源をカラオケで配信して稼ぎましょう。
この方法は自分の音源を知ってもらって、なおかつ自分の歌を歌ってくれる人が多くいないとマネタイズできません。
少しハードルが難しいですが、他のマネタイズがうまく行き始めたらチャレンジてもいいでしょう。
ライブ:17LIVEなどライバーになって演奏
生配信のアプリやサイトを使って音楽のパフォーマンスを行い、稼ぎましょう。
代表的な生配信アプリやサイトには以下のようなものがあります。
- LINE LIVE
- SHOW ROOM
- 17LIVE
- Pococha
- Twitch
- インスタライブ
- OPENREC.tv
- DokiDoki live
- ツイキャス
- youtube Live
- ニコニコ生放送
- 21LIVE
この中で音楽向きなのは、17LIVEです。リスナーが多く自分の配信を見つけてもらいやすいです。
そして、ライバーになって稼ぐには、視聴者からのギフティングと呼ばれる投げ銭を受け取って稼がなければなりません。
トップのライバーになれば、歌を歌って月収500万円以上稼ぐ人もいます。
オンラインの生配信で収益を上げるのはもちろん、知名度を上げて実際のライブなどに来てもらうようにしましょう。
また、21LIVEなど始まったばかりのサービスに登録すると、競合の配信者がいないので注目を集めやすくなります。
ライブ:ライブハウスで生演奏
古典的な方法ですが、ライブハウスで演奏を行って収益を上げましょう。大抵のライブハウスでは、ライブを行う時にノルマの人数があってそのノルマ以上の人数を呼べたらキックバックがもらえます。
インターネットのSNSや生配信などでライブがあることを告知して、実際のライブに足を運んでもらうようにしましょう。
ライブ:ストリートで演奏
ストリートミュージシャンになって稼ぐ方法があります。
日本でストリートミュージシャンをやってもあまり稼げませんが、海外の路上でストリートパフォーマンスをすれば街ゆく人がお金を入れてくれます。
実際の例では、アジアでストリートミュージシャンをやって1日に2時間のライブで3万円程度稼ぐ人に出会ったことがあります。日本で日給3万円と考えてもいい給料ですが、さらにアジアの物価水準なので感覚的にはさらにお金持ちになった気分です。
海外旅行にギターなどを抱えて行きストリートミュージシャンになるのがおすすめですが、この方法は違法です。大抵の国でストリートパフォーマーは免許を持っていなければ警察に逮捕されそうになりますのでご注意を。
グッズ:グッズをオンラインで販売
オンラインでグッズを販売しましょう。
グッズ販売に最適なオンラインサイトには以下のようなものがあります。
- BASE
- STORES
- メルカリ
- ラクマ
BASEやSTORESは自分のショップを簡単に作れるサイトです。アマチュアミュージシャンは、こちらでショップを作ってグッズや音源を販売しています。
また、これらのサイトでは、自分でグッズのデザインも簡単にできます。オリジナルグッズを作りたい人にとってはおすすめです。
一方でメルカリやラクマは単なフリマアプリでしたが、最近では匿名配送や自分のショップを作れるようになってきたので、グッズを販売しやすい環境が整っています。多くの人がメルカリやラクマを使っているので売りやすいのもメリットですね。
総合:クラウドファンディング
クラウドファンディングでファンと資金を獲得しましょう。
そもそも、クラウドファンディングは、だれかがやりたいことをネットを通じて発表して、その想いや企画に共感した人が資金で援助し、援助を行った人には企画に関する何らかのリターンを得られるものです。
この仕組みを使って、ライブを行う費用がなければ、ライブを行うための資金を募集したり、カッコいいMVを撮影するために支援を募集したりできます。
援助を行うのは既存のファンだけではなく、クラウドファンディングを通じて知ってくれたり想いに共感してくれたりするので、新規ファンの獲得にもつながります。
まとめ
今回は、ミュージシャンがどうやってお金を稼いでいるのかと、音楽で稼ぐ方法についてご紹介しました。
ミュージシャンは主に音源・ライブ・グッズの3つの方法で稼いでいます。
一方で無名のミュージシャンが真似しやすいマネタイズ方法は、音源をサブスクで公開してマネタイズすることです。
ぜひ、この記事を参考にしてみてください。
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