今回ご紹介するのはミニマリストにぴったりの 「LSPX P-1」 というプロジェクターです。
こちらは 2016年の2月13日に、ソニーから発売されたプロジェクターです。世の中には色々なプロジェクターがありますが、こちらのプロジェクターは秀でています。
LSPX-P1はなぜ販売終了した?
ソニーのポータブル超短焦点プロジェクターである、LSPX-P1の販売終了理由は以下の通りです。
ソニー株式会社はLSPX-P1の販売終了について公式な発表はしていませんが、いくつかの理由が考えられます。
- 後継機の発売
- 販売台数の低迷
- 技術的な陳腐化
詳しく解説します。
後継機の発売
LSPX-P1の後継機として、2021年9月にLSPX-A1が発売されました。
LSPX-A1は4K HDR映像に対応し、LSPX-P1よりも高画質なモデルです。このため、LSPX-A1の発売に伴い、LSPX-P1の販売が終了した可能性があります。
販売台数の低迷
LSPX-P1は高価なモデルであり、その価格帯のために販売台数が十分に伸びなかった可能性があります。
ソニーは採算性を考慮してLSPX-P1の販売を終了したかもしれません。
技術的な陳腐化
LSPX-P1は2016年2月に発売されて以来、5年以上経過しています。プロジェクター技術は急速に進化しており、LSPX-P1は技術的に陳腐化していた可能性があります。
ソニーはより新しい技術を搭載したモデルに注力するため、LSPX-P1の販売を終了したのでしょう。
LSPX-P1の後継種「LSPX-A1」
LSPX-A1も販売終了していますが、以下のようなスペックです。詳しくみてみましょう。
LSPX-P1とLSPX-A1の比較
以下に、LSPX-P1とLSPX-A1の詳細な比較表を示します。
項目 | LSPX-P1 | LSPX-A1 |
---|---|---|
解像度 | フルHD (1920 x 1080) | 4K HDR (3840 x 2160) |
投射距離 | 0.23m~2.0m | 0.23m~2.5m |
投射サイズ | 22インチ~120インチ | 22インチ~120インチ |
明るさ | 600 ANSIルーメン | 800 ANSIルーメン |
スピーカー | 3W x 2 | 5W x 2 |
バッテリー | 内蔵バッテリー (約2時間) | 内蔵バッテリー (約3時間) |
サイズ | 230 x 230 x 85 mm | 277 x 282 x 95 mm |
重量 | 約2.1kg | 約3.4kg |
価格 | オープン価格 | オープン価格 |
どちらを選ぶか
LSPX-P1とLSPX-A1のどちらを選ぶかは、予算や用途によって異なります。高画質を重視する場合はLSPX-A1、ポータビリティを重視する場合はLSPX-P1がおすすめです。
後継機種の代わりにNebula Capsule iiがおすすめ
LSPX-P1と同じようにコンパクトで小さいプロジェクターをお探しの方には、ANKERのNebura Capselⅱがおすすめです。
簡単に比較すると、このような感じになっています。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
LSPX-P1 |
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Nebura Capsel ⅱ |
|
|
ボクは世界中に持ち運ぶので、Nebura Capsel ⅱに買い替えました。
動画でも両製品を比べています!
LSPX-P1を購入してレビュー
コンパクトな大きさ!
普通プロジェクターと聞いたら、イメージするのは会議室にあるようなテーブルの上に置いて準備したスクリーンに映像を投影するものですよね。しかし、このプロジェクターはその常識を壊してくれます。
まず、デザインを見ていただければ、とてもコンパクトなのに気づきます。こんな小さい本体なら、小さい画面しか映らないのじゃないのと思った、そこのあなた!間違えています。笑
30cmほど壁から離すだけで、80インチの大画面になります。それなのに本体の大きさは81×131×131mmなのでとてもコンパクトで持ち運びにも便利です。ミニマリズムに最適ですね。 しかも重さが930gなので1 kg 以下です。
壁にも床にも映せる!
しかもこのプロジェクターはスクリーンを必要としません。壁があれば簡単に映像を投影することができます。さらに、壁だけではなく、床にも映像を投影できるのです。
たとえば、白い画用紙をプロジェクターの下に敷いて、プロジェクターの光の方向を下に向けるとその画用紙に映像が映し出されます。
画用紙に映像を映しながらお絵かきをしたり、ちょっとした説明を画用紙でプレゼンできたりします。夢の広がるプロジェクターの使い方ですね。使い方を考えるだけでも楽しいです。
写真は床に映してみた感じ。
部屋のインテリアにもなる
また、面白いのが疑似的に部屋のデザインを変えられることです。壁に投影可能なため、白い壁に景色を映して模様替えを簡単にすることができます。インテリアとしての機能も兼ね備えています。
ちなみに白い壁に時計の映像を投影すれば、おしゃれ時計のある空間に生まれ変わります。
しかし、ボクはこの機能を使っていません。ご存知の方もいるかもしれませんが、プロジェクターのレンズには寿命があり、ある期間使うと映像が映らなくなります。
常に壁紙や時計を映しておくと、LSPX P-1の寿命を減らしてしまうので、個人的には使用していません。たまに気分転換程度に壁に映すくらいが丁度よいです。
明るいところで映すとこんな感じ。ほんのり見えて近未来感が出ます。
床に直置き可能!
しかも普通のプロジェクターのように高い位置から投影する必要がありません。普通のプロジェクターは地面から1mぐらいのところに三脚や台を使って固定をしますが、このプロジェクターは地面にそのまま置くだけで、大画面を映せます。
実はこのプロジェクターを使う前、Amazonで1万円ぐらいの格安プロジェクターを使っていました。三脚を使ってプロジェクターを1mぐらいの高さに固定して使っていました。
LSPX P-1に変えたことによって、プロジェクター本体もすっきりコンパクトになり、三脚も断捨離できてとても部屋が広々しました!しかも、バッテリー駆動なので使うときにケーブルも視界に入りません。
肝心の画質は…最高
前にボクが使っていた1万円のプロジェクターはフルHD画質だったのですが、比較してみると明らかにLSPX P-1の方が画質が綺麗です。笑
LSPX P-1のほうが、キメ細かく映像を映し出しているため、ディスプレイみたいになめらかです。我が家の壁は真っ白な壁ではなく、デコボコのある壁なのですが、それでも鮮明に綺麗です。
本体1つで使えない
そんなLSPXですが、注意すべき点もあります。このプロジェクターのみでは何もできないということです。
たとえば、このプロジェクターを使用して大画面でYouTube などを見ようとするときは、LSPXと同じ大きさくらいの付属のHDMI ユニットを使って、そこにApple TVやChromecast などをつないでプロジェクターに投影する必要があります。
そのため、このプロジェクターさえあれば、何でもできると思っている人は 少し考えてみるべきです。
ボク個人の使い方は、プロジェクターは普段収納しています。使う時だけ出します。でも、HDMI ユニットとApple TV につなげたままです。実はこの2つをカーテンレールの上に置いて、目立たないように隠しています。
まとめ:とりあえず買うべき!
個人的にメインで使っているのは、Apple TVからAmazon のprime videoを投影することです。よく、海外ドラマを見てます。
この機種は発売から数年が経ち、新品でもう7~8万円で買えるくらいの値段になっています。今が買い時です。もう1つワンランク上のモデルもありますが、こちらは価格が7桁です。アホです。買うべきではないでしょう。
ミニマリズムを極めたい方、かっこいいプロジェクターを探している方、テレビを断捨離したい方、この機会にぜひご購入を検討してみてはいかがでしょうか。
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