中国語留学はどこがいい?香港、中国、台湾など比較!おすすめは?

今回は、中国語留学に行くならば香港と台湾、そして中国大陸のどれがいいのかという話をします。

きっと中国留学を考えている人は、大学に入って中国語を学び始めた人がほとんどだと思います。日本で中国語を勉強していると、いつか現地で学んでみたいというような思いになるのは当然ですよね。

でも、留学先はどちらを選べばいいのでしょうか。今回はその疑問にお答えします。では早速行ってみましょう。

中国語留学の場所を決めるポイント

中国語留学の場所を決めるポイントは以下の通りです。

  • 留学期間:短期もしくは長期など
  • 目的:語学力向上、進学、就職、文化体験など
  • 予算:留学にかけることができる予算
  • 重視する点:都市の雰囲気、学校の種類、費用、治安など

順番に解説します。

留学期間

まず、留学期間を決めることが重要です。

短期留学は1か月から3か月程度で、集中的に中国語を学びたい方に向いています。

長期留学は半年から1年以上の期間で、語学だけでなく文化理解や現地での生活体験を深めたい方に適しています。

まだ具体的に決まっていない場合は、まず自分のスケジュールや目標に合わせて期間を考えてみましょう。

目的

次に、留学の目的を明確にしましょう。

語学力向上が主な目的であれば、語学学校や大学の語学プログラムが最適です。進学を目指す場合は、提携大学や専門学校のプログラムを検討すると良いでしょう。

就職に役立てたい場合は、ビジネス中国語のコースや現地でのインターンシップを含むプログラムが役立ちます。また、文化体験を重視するならば、都市部だけでなく地方の学校も選択肢に入れてみてください。

予算

留学にかけることができる予算も重要な決定要因です。

都市部の留学費用は高くなる傾向がありますが、生活費や交通費も含めて総合的に検討しましょう。例えば、北京や上海は生活費が高い一方で、地方都市や中規模の都市は比較的費用を抑えることができます。

奨学金制度や教育ローンも活用できるか確認してみましょう。

重視する点

最後に、留学先を選ぶ際に特に重視する点を考えましょう。

都市の雰囲気が自分に合うかどうか、学校の種類や提供されるプログラムの内容、費用や治安などを考慮することが大切です。例えば、文化や歴史に興味がある方は、西安や南京などの歴史都市を選ぶと良いでしょう。

ビジネスに興味がある場合は、経済の中心地である上海や深圳が適しています。治安が気になる方は、現地の治安情報を調べ、安全な地域を選ぶようにしましょう。

これらのポイントを参考にして、自分に最適な中国語留学先を見つけましょう。しっかりと準備をして、充実した留学生活を送りましょう。

中国語留学はどこがいいか比較

“中国語留学はどこがいいか比較”の結論から言うと、中国語留学には台湾をおすすめします。その理由を以下の国と比較しながら解説します。

都市香港台湾中国マレーシアシンガポール
言語環境広東語、英語標準中国語、台湾語標準中国語、方言標準中国語、マレー語、英語標準中国語、英語、マレー語
都市の雰囲気国際都市、多文化、近代的歴史と現代が融合、安全、親日多様な文化、歴史、大都市と地方都市多民族国家、多文化、物価が安い多民族国家、多文化、清潔、安全
学校の種類大学、語学学校、専門学校大学、語学学校、専門学校大学、語学学校、専門学校大学、語学学校、専門学校大学、語学学校、専門学校
費用高め中程度低め低め高め
治安比較的良い良い都市部では注意が必要比較的良い良い
文化体験西洋文化と中国文化が融合中華文化、夜市中華文化、歴史、大自然多様な文化、美食多文化、近代的な都市

それぞれ詳しくみてみましょう。

香港

まず、香港を見てみましょう。香港留学のメリットとデメリットは以下の通りです。

  • 社会で使われているのが広東語
  • 広東語学習に最適、中国語学習に不向き
  • 生活費がかなり高い
  • 家賃が恐ろしく高い
  • いつもジメジメしている

香港は湿度が高いことで有名です。1997年に中国大陸にイギリスから返還されました。

そのため、広東語と英語を公用語として使っていた名残が今日まであります。日常生活ではほぼ広東語が使われ、ビジネスの際に英語や中国語を使います。

しかし、日常の買い物やレストランで中国語を使って学びたい方には向いていません。また、広東語に誇りを持っている香港人も多く、中国語が嫌いな人もいるため、中国語習得のために香港を選ぶのは適していないでしょう。

広東語を習得したい方にはベストな場所です。

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台湾

台湾留学のメリットとデメリットは以下の通りです。

  • どこでも簡単な日本語が通じる
  • 日本語の環境に甘えてしまいがち
  • ピンインが使われていない
  • 注音を覚える必要がある
  • 食が美味しく治安がよい

台湾留学にはデメリットがいくつか存在します。

中国語学習者にとって最大の懸念点は、日本語を話すことができる台湾人が多いため、日常生活で中国語を使う場面が少なくなる可能性があることです。また、台湾ではピンインが使われておらず、注音を覚える必要があります。

しかし、治安が良くインフラも整っており、食事が美味しい点は大きなメリットです。夜市などで安価に美味しい料理を楽しむことができ、安心して生活できる環境が整っています。

中国語を勉強しながら楽しい思い出を作りたい方にとって、台湾留学は最適です。

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中国本土

次に、中国本土について見てみましょう。中国留学のメリットとデメリットは以下の通りです。

  • 治安や安全性に地域差がある
  • 田舎では日本人感覚からすると驚くことがよく起こる
  • 日本で習った中国語が使える
  • ピンインと簡体字が使われるので学習しやすい
  • 基本的に日本語は通じない
  • 容赦なく中国語で話しかけられるので上達する

中国は13億人の巨大な人口を抱える国で、地域によって大きな差があります。

北京や上海などの大都市から、地方都市まで様々な選択肢があります。都市によって中国語の勉強のしやすさは異なります。例えば、北京は政治の中心で標準語が使われ、上海は経済の中心でLCCもあり往来しやすいです。

広州は食文化が豊かで年中温暖な気候、西安は中国の歴史に触れやすい古都、大連は親日的で中国語の訛りが少ない、天津は北京に近い北方の港町です。

中国本土では基本的に日本語が通じないため、日常生活で中国語を使う機会が多く、中国語の上達が期待できます。特に中国語能力を徹底的に上げたい方には、中国本土での留学が適しています。

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そして、中国本土はとても広く、日本人に人気な以下のような都市から選べます。

  • 北京
    政治の中心、中国語の標準語
  • 上海
    経済の中心、LCCもあり往来しやすい
  • 広州
    食の広州、年中温暖な気候
  • 西安
    中国の古都、中国の歴史に触れやすい
  • 大連
    1番親日、中国語の訛りがない
  • 天津
    北京に近い北方の港町

また、13億人いれば人の考え方も様々です 。日本がとても好きという人もいれば、日本が大嫌いという人もいます。日本が大嫌いな人に出会った時は運が悪かったとしか言いようがありません。

ボクの友人は中国に2010年あたりに留学していました。ちょうど日中関係がとても冷え込んだ時期で、中国の各都市で反日デモが起こっていました。

その友人は日本人だと分かると石を投げられたため、いかに中国人にのように溶け込むかを意識したと言います。たとえば、スーパーで買い物をするにしても、流暢に自然な中国語を話さないといけません。

タクシーで日本人と分かると、いきなり降ろされることもあったそうです。そのため、その友人は皮肉にも中国語の上達がとても早かったのです。ほぼゼロからの状態で、1年で中国語検定の準1級を取ってしまいました。

その友人によると、命を守るために中国語を必死で勉強したと言います。死ぬ気でやるとはこういうことですね。良くも悪くも中国大陸で中国語を勉強すると、集中して中国語を勉強をする環境が整っているということです。

マレーシア

マレーシア留学のメリットとデメリットは以下の通りです。

  • 公用語が英語
  • 中国語を使用することが少ない
  • 物価が安い
  • ホテルが世界一安いと言われるほど生活費を抑えられる
  • 暑い
  • 春夏秋冬がなく雨季と乾季だけ

マレーシアの公用語は英語ですが、華人も多く住んでいるため中国語も多く使用されています。

ただし、実際に使用される中国語は方言であることが多いです。例えば、クアラルンプールでは広東語が使われています。そのため、マレーシアで生活しても中国語の上達は期待できません。

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シンガポール

シンガポール留学のメリットとデメリットは以下の通りです。

  • 公用語が英語
  • 中国語を使用することが少ない
  • 物価が高い
  • 香港同様に物価が高く東京以上
  • 暑い
  • 赤道直下なのでとても暑い

シンガポールの公用語は英語の他にタミル語やマレー語、中国語がありますが、社会生活では圧倒的に英語が使用されます。

多民族国家であり、共通の言語として英語が使われています。そのため、シンガポールで中国語を積極的に使う場面は少なく、中国語留学としてはあまり適していません。英語留学しながら片手間で中国語も学びたいという方には良いかもしれません。

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まとめ

それでは本日のまとめです。冒頭にもお伝えした通り、香港は中国語学習には向いていません。そのため、台湾か中国かのどちらかになるのですが 、楽しく留学したい人は台湾を、本気で中国語を学びたいという人は中国に行くのが良いのではないでしょうか。

ボク自身は、ビジネスなどを今後の将来のことも考えた結果、台湾留学を選びました。その結果今後に繋がるような人脈やビジネスチャンスを生むことができたので、今後に期待しています。もちろん、留学経験にも感謝しています。ぜひ皆さんも参考にしてはいかがでしょうか。

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