仏検3級のレベルやおすすめの問題集は?1ヶ月で合格には慣用表現が鍵

みなさん、こんにちは。華山です。おそらく、このブログを読んでいる方の中にもフランス語を学んでいる方もいると思います。

フランス語初心者にとって、フランス語検定3級というのは1つの壁であり、1つのゴールとして目指している方も多いのではないでしょうか。

そこで今回はフランス語検定3級の勉強法や参考書を紹介します。

仏検3級のレベル

仏検3級のレベルは、CEFRのA1レベルで挨拶や日常表現がわかる程度です。

詳しく説明します。

CEFRではA1

まず、フランス語検定3級、通称仏検3級のレベルについてご紹介します。仏検は世界の語学レベルを表すCEFRでいうとA1レベルです。A1とは初学者レベルで最低限の単語や日常表現が分かるレベルです。

ただし、会話には時間がかかるレベルなので、基礎の基礎をマスターしたという感じです。

ちなみに基礎をマスターしたというならA2レベルが必要で、こちらは仏検でいうと準2級になります。

喋ることはできない!

仏検3級だとスピーキングでは挨拶や自己紹介ができるレベルだと思えばよいです。ただ、個人的な感覚では「たどたどしい自己紹介」ができるレベルだと思っています。

仏検3級の試験の性格上、スピーキングテストがありませんし、合格点は60点、選択問題は英語が分かれば分かってしまうような問題があるためです。だから仏検3級のは簡単といえば簡単ですが、一部単語のライティングがあるのでスペルをきちんと覚えないといけません。

勉強時間は200時間

ここが初心者にとって疑問になるのでここができるかどうかが問われているような物です。ちなみに、単語数は1,670語、週に2回90分授業を2年間受けて通算200時間で受かると言われています。しかし、ボクは週2で90分の授業を1年間受けて少し勉強したら合格しました。身構えなくても大丈夫です。

仏検3級の合格点は60点

仏検3級の合格点は60点ほどです。難易度によって多少の調整が入りますが、問題集などを解く時にはひとまず60点を取ることを目標にしましょう。

仏検3級の過去問

仏検3級の過去問は仏検の公式ページで公開されています。

著作権の関係で、このサイトで紹介することが困難なので、公式サイトをご覧になってください。

また、テキストベースのものであれば、白水社の仏検対策シリーズがおすすめです。おすすめの参考書で解説しています。

仏検3級の単語一覧

仏検3級の単語一覧は、特に公開されていません。

しかし、YouTubeでは、単語一覧を聞き流しできるコンテンツもあります。

また、頻出単語に特化した単語帳も存在します。

おすすめの参考書

問題集:公式のガイドブック

さて、使用した参考書ですが非常にシンプルです。まず、公式のガイドブックの問題集です。どの検定試験でもそうですが公式のも問題集をまずやるべきです。問題を作成しているところが出版しているのですから、似たような問題が本番でも出題されやすいです。

さらに公式の問題集は例題として過去問を取り上げて解説しています。何ができれば受かるのか道筋をしっかりと示されていますし、繰り返し解けばいわゆる仏検的な考え方である何ができれば受かるのかというのを頭に叩き込むことができます。

フランス語検定を受験しようと思ったら、絶対に購入しておきたいテキストです。一方のデメリットですが内容が少し薄いというところです。やはり重要なエッセンスだけに絞っているので重点的に勉強するのには適していますが、類題など数をこなして実践していくには圧倒的に足りません。

他の参考書と伏せて一緒にやるべきです。

CD・音声DL付 仏検3級スピード合格

仏検3級対策として、人気なのがこちらのスピード合格です。

無駄なく、学習のポイントを重点的に学習できるので、効率がよいと評判です。

問題集:白水社の仏検対策シリーズ

そして、実践や詳しい理解を深める上で役に立つのが白水社から出ている問題集で、仏検対策シリーズです。こちらの本は練習問題もついていてかなり充実しています。しかし、ちょっと解説などはキャッチーな感じではないのでとっつきにくいです。

だから公式のガイドブックの欠点である内容面での充実を満たした感じです。反対にこちらは少し見にくいです。でも、この練習問題をしっかりやればかなり力がつきます。合格力をつけられることは間違いありません。

単語帳:キクタン

そして、これら2冊の練習問題や解説を学ぶ中で文法は習得できますが、やはり単語が習得できないと困るでしょう。

やっぱり検定のためにはキクタンです。仏検3級のものを買いましょう。これで3級の単語は一応覚えることができますが、毎日の学習でベストなフランス語の単語帳とは思えません。

単語帳:今すぐ覚える音読フランス語

という単語帳が便利です。速読英単語に似ていて、単語を音読してCDを聴くだけで単語が覚えられます。2級くらいの日常会話までならこの単語帳で対応しているので、日常会話レベルを長期的に目指そうと思っているのならばこの単語帳を合わせて使うとよいでしょう。

文法や慣用句対策:フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!

「フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!」はとても初心者向けの本で、フランス語初心者に必要なことがとりあえず揃っています。

半過去や受動態など少し難しい文法も取り扱っている上、読みやすいのでこちらもおすすめです。

仏検3級は1ヶ月で合格可能か?

仏検3級は1ヶ月で合格可能です。

しかし、ある程度の学習効率とセンスの良さを要求されます。頻出単語を効率よく覚えるとともに、例文をしっかり覚えて簡単な言い回しを暗記すると合格するでしょう。

学習時間が200時間程度なので、1日7時間を30日やれば月間で200時間の学習時間を超えます。

仏検3級に落ちた人にありがちなミス

仏検3級は4級や5級に比べて、正しいスペルを書けなければなりません。4級レベルであれば雰囲気で合格しますが、3級はスペルまで正しい理解が求められます。

そのため、「なんとなく分かった」で済まさず、きっちりと覚えるようにしましょう。

また、リスニングの問題も、筆記に気を取られて落としがちです。

4級レベルの文章が書けて聞き取れるレベルまでしっかりと持っていきましょう。

仏検3級の勉強法のコツは慣用表現

この記事を書いているボクは、大学生時代に仏検3級を習得しました。学習歴は週2でフランス語の授業に出ていたレベルです。

そして、合格して思ったのは、慣用表現をしっかりと覚えることが得点に結びつくことです。

慣用表現の筆記や、聞き取りが出題されるのでこれができていないと合格できません。

慣用表現を意識して勉強することが最短合格につながります。

ぜひ、このようなサイトを活用して覚えましょう。

まとめ

今回はフランス語検定3級に合格するための勉強方法と参考書をご紹介しました。フランス語検定は初心者にとって最初の関門です。

様々な人が勉強方法をネットに公開していますが、 私自身この参考書の組み合わせが1番だと思っています。ぜひ、参考にしてみてください。