みなさん、こんにちは。華山です。TOEICの勉強をみなさんも頑張っていますか。
TOEICの勉強はとても大変ですが、点数が伸びてくると楽しいですよね。
特にTOEIC800点を目標にしようと思っても、どれだけ勉強すればいいか疑問に思ったことはありませんか?
そこで今回はTOEIC800点を狙う人たちに向けて、TOEIC800点のレベルやすごさ、おすすめの問題集などについてご紹介します。
TOEIC 800点のレベルとすごさ
“TOEIC 800点は、全体的に見て高い英語力を示すスコアです。
TOEIC 800点の取得者は、TOEIC受験者全体の上位6.7%にあたります。このスコアは非常に優秀であることを示しています。
2022年度のTOEICスコア平均は603点ですので、800点は平均スコアを大きく上回っていることになります。
- 英検準1級に相当
- 大学入試ではMARCHレベル
- CEFRではB1レベル
- 海外勤務や国際的な仕事に有利
それぞれ詳しく見てみましょう。
英検準1級に相当
TOEIC 800点は、英検準1級に相当します。英検準1級は、日常生活で英語を使う上で困らないレベルとされており、非常に実用的な英語力を持っていることを示します。
大学入試ではMARCHレベル
また、TOEIC 800点は大学入試ではMARCHレベルに相当します。
MARCHとは、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学の略称で、これらの大学は難易度が高いことで知られる私立大学群です。
CEFRとの対照表でB2レベル
さらに、TOEICスコアとCEFRとの対照表によると、TOEIC 800点はおよそB2レベルに相当します。B2レベルは、「流暢かつ自然に話せる」「複雑な内容を理解できる」「詳細な説明や意見を述べられる」などの能力が求められます。
企業では「ビジネス英語でのコミュニケーション能力」があると評価
一般的に、TOEIC 700点がビジネス英語でのある程度のコミュニケーション能力があるとみなされるボーダーラインとされています。800点であれば、そのボーダーラインを大きく上回っており、高い英語力を持っていると評価されます。
海外勤務や国際的な仕事に有利
海外勤務や国際的な仕事に携わることを希望する場合、TOEIC 800点以上のスコアは有利に働くことでしょう。
TOEIC800点でどの企業の転職は狙える?
TOEIC800点を取得して転職するならば、一例として以下のような企業が狙えます。
- 楽天株式会社株式会社コナミデジタルエンタテインメント(ゲームプランナー)
- 株式会社サテライト(海外担当)
- 大阪ガス株式会社(国際会計)
海外の人々とコミュニケーションを取る場面が出てくる職種なので、英語を使って業務ができることを期待されるでしょう。
大学生がTOEIC800点を取った場合
就活する大学生がTOEICで800点を取得すれば、就職活動で有利になります。
特に以下のようなメリットがあります。
- 英語が得意という印象を持ってもらえる
- 努力ができる人間だと思ってもらえる
大学生の中でどれくらいの割合なのか示すデータはありませんが、全TOEIC受験生の中で上位に入っているので、大学生の中でもそれくらいの中に入っているでしょう。
ちなみに、TOEICは社会人の方が点数が高く出るので、それを考えると大学生の中ではさらに高い位置にいるかもしれません。
TOEIC 800点を超えるための勉強法
TOEICで800点を超えるには、総合的な英語力を向上させる必要があります。
語彙力
TOEIC 800点レベルには、約8,500語の単語力が必要です。以下の方法で語彙力を強化しましょう。
- 単語帳を活用
効率的に単語を覚えるために、単語帳を使いましょう。 - コロケーションの学習
単語だけでなく、コロケーション(連語)も意識して学習しましょう。 - 音声を使って学習
単語を覚える際には、音声を聞いて発音しながら覚えるのが効果的です。
文法力
TOEICに出てくる文法事項をしっかりと理解し、以下の方法で文法力を強化しましょう。
- 問題集を活用
文法問題を解くことで理解を深めましょう。 - 間違えた問題の復習
間違えた問題は、必ず復習して理解を深めましょう。
リスニング力
リスニング力を向上させるために、以下の方法を取り入れましょう。
- 毎日のリスニング練習
毎日英語の音声を聞くことが大切です。 - シャドーイングやディクテーション
シャドーイングやディクテーションなどの練習方法も効果的です。 - 公式問題集の活用
公式問題集を使って、リスニング問題を解きましょう。
リーディング力
リーディング力を向上させるために、以下の方法を取り入れましょう。
- 毎日の読書習慣
毎日英語の文章を読みましょう。 - 速読力の向上
速読力を向上させるための練習方法も効果的です。 - 公式問題集の活用
公式問題集を使って、リーディング問題を解きましょう。
TOEIC800点に必要な勉強時間
TOEIC800点に必要な勉強時間は、0からだと2000時間です。
100点スコアを上げるために、250時間程度の学習時間が必要とされています。そのため、250×8で2000時間です。
700点からだと250時間なので、毎日2時間ほど学習して7.5ヶ月かかる計算です。勉強時間が確保できない日も含めると長い人で1年かかります。
逆に学習時間が確保できる人なら半年くらいでいけそうです。
TOEIC800点を超えるためのおすすめ参考書
非常に単純でオーソドックスですが、公式問題集をやり込むことです。まずは、これに尽きます。公式問題集というのは大学の赤本のようなもので、TOEICが出してきそうな問題がたくさん詰まっています。
TOEICのテストを制作している会社が出している問題集なので当たり前といえば当たり前ですが、これをいかに使うかが得点力アップになります。
この公式問題集なのですが、毎年ラインナップが増えています。数年前は公式のガイドブックと公式問題集1,2だけだったのですが、2019年には3,4,5が増えています。これからも増えて行くでしょう。
単語帳はこれです。
このレベルはきちんと基礎ができていれば得点可能です。これから上に行くと、もう少し1歩踏み込んだ学習が必要です。逆に言うと、基礎ができていないので800点が取れないのです。
いかに基礎を完璧にすることができるかというのが、800点が取れるかどうかの境目になります。ここが分かれ目という訳ですね。
公式問題集購入のポイント
公式問題集を購入する時には、できるだけ番号の高い数字の物を購入しましょう。やはり、TOEICには時代の波があってその時に出やすい問題があります。できるだけトレンドを抑えた問題集を使用するのが1番なのです。
もちろん、数年に1回問題の形式自体が変更されることがあります。たとえば、数年前からテキストメッセージ形式の問題が出題されるようになりました。これはおそらく、ビジネスでもテキストメッセージでのやり取りが一般的になったからです。時代のトレンドを反映しています。
そうなると、新形式に対応した問題集が必要となるので最新の問題集の方が新形式に対応している場合が多いです。最新のをやることが肝心です。
公式問題集の解き方
では、どうやって問題集を使用するのが1番でしょうか。大学受験の赤本と一緒で、何度も解くことです。
最初は1通りやってみて、答え合わせをします。そして2回目をやってみて、間違えた問題の部分がなぜ前回外れだったのかということを意識しながら解きます。そうすると、すべて正解になるはずですが現実はそこまで上手く行きません。
そして、3回目からは間違えたところだけを1周するという感じです。それでさらに間違えたら、間違えた部分をもう1回します。
全ての問題に対して不正解がないくらいになれば完璧です。そして、最後にもう1回通しで100点を取れるようにやってみるという流れです。これを繰り返すことがポイントです。
また、本番のTOEICでは時間が足りなくなることが予想されます。そのため、0.8割の時間ですべての問題を解けるようにしておいた方がよいでしょう。
TOEIC 800点を目指すためのおすすめ単語帳
Z会の語学書・速読速聴シリーズ の TOEIC® TEST 速読速聴・英単語 GLOBAL 900 は、TOEIC800点を目指す方におすすめの単語帳です。語彙のレベルとしては、TOEIC900以上ですが、800を超える人たちの中では満足度が高く、700から800を狙うときにピッタリの単語帳です。
TOEIC頻出単語900語を効率的に学習できる
本書は、TOEICテストで特に頻出する900語を厳選して収録しています。収録語彙は、実際に問題で使われる文脈で学習できるので、効率的に単語力を身につけることができます。
速読速聴力を鍛えられる構成
本書は、英文記事やメール、ニュース記事など、実際のTOEICテスト問題形式の英文を収録しています。英文を読みながら単語を学習することで、速読速聴力も同時に鍛えることができます。
音声ダウンロード付き
本書には、すべての英文の音声ダウンロードが付いています。音声を使ってリスニング学習をすることで、より効果的に単語を覚えることができます。
TOEICで800点を超えるには何問ミスまでOK?
TOEIC 800点の取得には、正確な正答数は 試験回によって異なるため一概には言えません。これは、TOEICの採点方式が独特で、正答数とスコアが比例しないためです。
しかし、目安 としては以下の通りです。
- リスニング:400問中 約320問 正答
- リーディング:300問中 約240問 正答
つまり、リスニングとリーディングでそれぞれ約80%の正答率が必要となります。
ただし、これはあくまで目安であり、実際の正答数は 誤答数だけでなく、全体的な難易度の分布 によって左右されます。
以下は、TOEIC 800点取得時の正答数とスコアの関係を示した表です。
スコア | リスニング正答数 | リーディング正答数 |
---|---|---|
800 | 315 – 325 | 235 – 245 |
810 | 320 – 330 | 240 – 250 |
820 | 325 – 335 | 245 – 255 |
830 | 330 – 340 | 250 – 260 |
840 | 335 – 345 | 255 – 265 |
800点を目指すためには、リスニングとリーディングでそれぞれ80%以上の正答率を目指すことが重要です。
まとめ
今回はTOEICで800点を取る勉強方法をご紹介しました。公式問題集をいかに解くかというのがポイントです。そして、基礎を身につけることが得点力アップになります。そうすると、900超えも見えてきます。
ぜひ、この記事を参考にしてみなさんもTOEICを頑張ってください。
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