速読速聴英単語のレベルと使い方を解説!速読英単語との違いは?

みなさん、こんにちは。華山です。

英語の学習を頑張っていますか。英語の学習をしていると、単語をどうやって勉強すればよいのか悩むことがよくあると思います。そこで、今回はTOEICなどに役立つ、英単語を覚えるおすすめの参考書についてご紹介したいと思います。

速読速聴英単語がおすすめ

速読速聴英単語シリーズは、英語学習者が実際に英語を使う際に役立つ語彙やフレーズを学べるよう設計された英単語学習のシリーズです。

日常生活からビジネスシーンまで様々な場面で使える単語や表現をカバーしていて、ネイティブが書き下ろしたリアルな素材を用いています。また、各英文にはQ&Aセクションが設けられ、読解や聞解の理解度をチェックできるようになっています。音声教材も提供され、学習者はリスニング力を鍛えることができます。

学習者にとって大きな特徴なのは、単語を書かずに覚えることができることです。

おそらく受験時に速読英単語という参考書を使っていた方ならわかると思いますが、あの参考書の社会人バージョンが速読速聴英単語で、TOEICや英検など、語学試験に幅広く対応しています。

速読速聴英単語と速読英単語の違い

速読速聴英単語と速読英単語の違いは以下のようになっています。

特徴対象者主な用途内容構成
速読速聴英単語TOEICや英検対策に最適社会人や英語のスキルアップを目指す人ビジネス英語と実用英語の向上実務や日常会話に役立つ単語、TOEICや英検形式の練習問題
速読英単語大学受験に特化大学受験を控える学生受験英語のマスター入試で頻出の単語リスト、読解力を高める文章

一番の特徴は、速読英単語が大学受験向けなのに対して、速読速聴英単語はTOEICや英検を受ける社会人向けになっています。

速読英単語(速単)の特徴と対象者

速単は主に高校生や大学受験生を対象に設計された教材で、試験対策に特化した内容が特徴です。

対象者

速単は以下のような人に適しています。

  • 高校生や大学受験を控えた学生。
  • 文脈の中で単語を学びたい英語初心者。

特徴

試験問題から抜粋された英文を使用し、文脈の中で単語や熟語を効率的に学ぶ設計です。単語の意味だけでなく、入試問題に近い形で文章全体の理解も鍛えられます。

レベル別のシリーズ

  • 中学版: 中学生や英語初心者向け。
  • 高校版: 高校生向けで、大学受験に対応。

速読速聴英単語の特徴と対象者

速読速聴英単語は、実用英語力を高めたい人向けに設計されています。

対象者

次のような人におすすめです。

  • リスニング力を強化したい学習者。
  • 実用的な英語力を伸ばしたい社会人や留学希望者。

特徴

ネイティブが書き下ろした文章を使い、リーディングとリスニング能力を統合的に向上させる内容です。文脈を重視し、CEFR基準に基づいた難易度設定がされています。

レベル別のシリーズ

  • Basic2400: 初級者向け。文法解説は少ないが、CEFR基準を採用。
  • Core1900: TOEIC600~800点、英検2級~準1級レベル。
  • Advanced1100: TOEIC900点台、英検1級レベル。

どちらを選ぶべきか?

速単と速読速聴英単語はそれぞれ異なる目的と学習スタイルに適しています。選ぶ際には、以下を基準にしてください。

  • 試験対策を重視: 速読英単語。
  • 実用英語力を重視: 速読速聴英単語。

どちらも単なる暗記ではなく、文脈を活かして単語を学ぶため、より深い理解と記憶の定着が期待できます。

速読速聴英単語のレベルとラインナップ

速読速聴英単語のレベルとラインナップは以下のようになっています。

シリーズレベルTOEIC スコア英検Level
Advanced 1100 ver.5上級800から900点1級
Business 1200 ver.2中上級700から900点準1級から1級
Opinion 1100 ver.2中級600から800点2級から準1級
Core 1900 ver.5中級600から800点2級から準1級
Daily 1500 ver.3初中級600から700点2級
Basic 2400 ver.4初級500点3級から準2級

公式サイトを参照

速読速聴英単語はシリーズになっていてBasic、Daily、Core、Opinion、Business、Advancedといラインナップがあります。

順番に解説します。

Basic

Basicは初級で中学生レベルです。英語が全く分からなくて最初からやり直したいという人にはコレです。英検3級から準2級、TOEIC500点を目指す人はこれです。

Daily

Dailyは初中級で日常で使う英単語が載っています。英検2級、TOEIC600から700を目指す人向けです。

Core

Coreは、CEFRのB2で2級から準1級、TOEICでは600から800を目指す人向けです。中級レベルですね。

Opinion

Opinionも同じレベルで2級から準1級、TOEICでは600から800を目指す人向けです。

ただ、Coreがリーディングのための語彙力補強に重点を置いているのに対して、Opinionは司法や環境問題などのトピックに対して賛否の意見が載っています。つまり、英作文やスピーチに応用しやすいのはこちらです。

Advanced

AdvancedはTOEIC800から900向けです。英検1級を目指している人も対象です。いわゆる最上級レベルで英字新聞などネイティブが使っている文章が収録されています。

Business

BusinessはTOEIC700から900レベルで英検準1級から1級レベルです。これは、Businessという言葉から分かるように、経済やマーケティングに関する文章が収録されています。

全書の共通点

これらの単語帳に共通しているのは、英語の長文と英単語が収録されているところです。英語の長文を音読することによって、英単語を覚えるというのがこの単語帳の使い方です。書く必要はありません。

TOEICなどでは、英語を見て日本語の意味が分かれば大丈夫です。そのため、細かいスペルを覚えるより効率よく英単語の意味を覚えることができます。

実際の使い方

実際には以下のような使い方をおすすめします。

  1. 単語リストのページで単語の意味を覚える
  2. 長文を黙読する(意味確認のため単語リストに戻ってもよい)
  3. 長文の大意を把握したら、音読を15回繰り返す
  4. 長文まるごと覚える勢いでやると単語が覚えられる
  5. 次の章で同じサイクルをする

さて、実際の使い方ですがまず、英単語のページを開いて英単語の意味をサッと覚えましょう。そして、英語の長文を読みます。意味が分からない単語は調べつつ内容を把握します。それができたら、音読を繰り返します。1章について15回くらいは音読したいところです。

音読することによって目、耳、口の一石三鳥で覚えることができますし、前後の文脈も覚えることで長文のストーリーの中で英単語を覚えることができます。連想して覚えやすいのです。

空き時間に付属のCDなどを使って音声を聴きながらシャドーイングや音読を行うと、TOEICの語彙で困ることはありません。

まとめ

今回は速読速聴英単語についてご紹介しました。

この単語帳は英単語を覚えるのが苦手な人でも楽に覚えることができます。外出先でも音声を聞いたり、音読を小さい声で行ったりすると隙間勉強にぴったりです。

ぜひ、みなさんも試してみてください。