みなさん、こんにちは。華山です。みなさんの中には、資金0円で起業をしたいと考えている人もいると思います。
その人たちにおすすめの本があって、今回はそちらをご紹介します。それがえらいてんちょうさんの「しょぼい起業で生きていく」という本です。
えらいてんちょうとは
まず、えらいてんちょうさんこと、えらてんさんとはどういった人なのでしょうか。
えらてんさんは、慶應義塾経済学部を卒業、在学中に起業をした結果リサイクルショップが成功します。その後、バーなど起業の形を変えてそちらの分野でも成功している方です。現在では起業の他にもYouTubeなどで活躍もされています。
慶應のOBといえば、著名人が多いです。特に経済学部といえば、日本経済を引っ張るような重鎮が多いのですが、えらてんさんの場合は起業家なので珍しいと思います。どちらかといえば、大企業に入って出世レースに勝ち抜いた人材が多いのが慶應経済です。
それでも起業して成功していると思いきや、本人曰くタイトルにあるように「しょぼい起業」だったと言っています。その全貌が書いてあるのが、この本です。
えらてんさんは社会不適合?
起業をいくつも成功させるというと、立派な人間らしく聞こえますが、えらてんさんは満員電車に朝乗りたくないし、朝起きれないという学生時代を過ごしていたと言います。
そこで、就職活動をして社会に出て会社員として生きていくのは向いていないと気付いたとこのことです。それで起業をするに至りました。
誰から見ても、最初のきっかけは社会からの逃げであることに間違いはありません。ただし、これだけでも様々な発見があります。
嫌なことを無理してやる必要はない。
嫌いな物から逃げることが、むしろプラスの結果になることもある。
ざっと、思いつくのはこれくらいです。えらてんさんの実体験から学べることです。
「しょぼい起業で生きていく」から学べること、感想
失敗しない起業の方法
彼がタイトルに「しょぼい」を掲げた理由には、ゴール設定があります。起業して成功するというと、会社を上場させて大企業にするということを想像する人もいます。
しかし、えらいてんちょうさんが言う成功は、自分と嫁、子どもが食べていけることです。彼はそれを満たしています。これ以上、大きくしていくことは考えていません。
自分と家族が飯を食える利益を上げる起業をするというのは、とても印象深い考えで同意します。会社を過剰に大きくしなければ、誰もが起業できるということです。
起業のコストを下げる
そして、もう1つ重要なのが「生活の資本化」です。昔の人は、農作物を育てていました。それで過剰に実った物を売っていました。最初から売ることだけを目的に農作物をいていなかったのです。
それと同じ考えを今でも持つことです。その典型がリサイクルショップです。自分が必要な物は足りているけど、手元に不要な物が余っている。これを売ろうとするのがリサイクルショップです。メルカリと発想は同じですね。
そして、リサイクルショップをするならば、店舗を借りなければなりません。逆に、店舗に住むかもしくは自分の家でお店を開いたらどうなるでしょうか。家賃がかかりませんね。
このようにして、ビジネスのコストを生活のコストと一緒にする事で経費を少なくできます。だから始める時に大金が必要ないので借金する必要もありません。さらに、失敗しても自分の生活の範囲内なので、マイナスになることはありません。
こう考えると誰でもできそうですね。
経営のコツが学べる
本書には、えらてんさんのリサイクルショップ起業の物語や、経営して繁栄させる商売のコツが書かれています。えらてんさん本人ではないですが、大学生がカフェ起業するケースも紹介されてためになります。
まとめ
今回は、えらいてんちょうさんの「しょぼい起業で生きていく」という本を紹介しました。起業で失敗したくない人や、就活に失敗したい人などにとっておすすめです。
自分の好きなことをやる起業に興味がある人は絶対に読むべき本です。
えらてんさんの本が好きな方には、こちらもおすすめです。