洋服をセルフで黒染め!ダイロンの染め方を分かりやすく解説

日焼けした服はダイロンを使って簡単に直せます。

洋服を着ていると着るたびに劣化するものですが、特に紫外線を浴びて色褪せしてしまうことってありますよね。自分だけがわかるならまだしも、他人から見てもわかるなら恥ずかしいです。特に黒い洋服は日焼けで色褪せしてしまいます。

そこで今回はダイロンを使ってセルフで服の日焼けを元に戻す方法をご紹介します。

洋服を黒染めする方法

服を黒染めする方法は以下のようなものがあります。

  • 洗濯機で染める方法
  • プロに依頼する方法
  • 家庭用染料を使った方法

今から順を追って説明します。

洗濯機で染める方法

洗濯機を使った染め方は、手間が少なく簡単です。特別な洗濯機用染料を使用します。

洗濯機を使うととても簡単で早く染まりますが、効果が少し悪くなる可能性があります。洗濯機への影響も考えておいた方がいいでしょう。

詳しくはこちらでご紹介しています。

プロに依頼する方法

プロに依頼する方法は、均一に綺麗に染めることができ、素材によっては家庭用染料では難しい場合でも対応可能です。ただし、コストや時間がかかるというデメリットがあります。

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家庭用染料を使った方法

家庭用染料を使った方法は、自宅で簡単に試せる方法です。

詳しい方法は本記事の後編でご紹介します。

最も手間と時間がかかるデメリットがありますが、しっかり染まって価格が安く済むメリットがあります。

今回は、こちらの方法で「ダイロン」の染め粉を使ってやってみましょう。

ダイロンを使って自分で黒染め!日焼け・色褪せOK

服の日焼けを戻すためには、洋服をダイロンという素材を使って染め直しましょう。

ダイロン プレミアムダイ 湯染め 染料 染め粉 手染め (ネコポス可)

ダイロンとは?

ダイロンは1946年に設立されたイギリス発祥のブランドで、最初は家庭で使える染料を提供することからスタートしました。

その後、改良や技術革新が進み、より使いやすく効果的な製品が開発され、世界中の家庭で愛用されるブランドに成長しました。

ダイロンを使えば、クリーニングに衣類を出さなくてもセルフで黒染めやその他の色に染め直すことが可能です。

ダイロンの特徴や強み

ダイロンには以下のような特徴があります。

  • 豊富なカラーラインナップ
  • 用途別で選べる
  • 高品質で落ちにくい

ダイロンは、多種多様なカラーバリエーションがあります。黒染めだけではなく、自分の好みやニーズに合わせた色を選ぶことができます。

そして、衣類やファブリックの染め替え用の染料だけでなく、その他の用途にも対応した製品を提供しています。たとえば、洗濯機で簡単に染められる「ダイロン マシンダイ」や、手染め用の「ダイロン ハンドダイ」などがあります。

それから鮮やかな色合いと色持ちの良さが特徴です。繊維にしっかりと染まり、洗濯や日光に対しても耐久性があります。

ダイロンのラインナップ!

カラーバリエーション

ダイロンのラインナップ(公式サイトより引用)

ダイロンにはさまざまなカラーバリエーションがあります。

  • FRENCH LAVENDER フレンチラベンダー
  • TROPICAL GREEN トロピカルグリーン
  • SUNFLOWER YELLOW サンフラワーイエロー
  • CHINA BLUE チャイナブルー
  • POWDER PINK パウダーピンク
  • NAVY BLUE ネイビーブルー
  • DARK GREEN ダークグリーン
  • PEBBLE BEIGE ペブルベージュ
 

今回、記事では黒染めについて紹介しますが、自分に合った色を選べます。

たとえば、白い布をブルーにしたいならネイビーブルーを選べばよいでしょう。手順は黒染めと同じです。

用途別のラインナップ

また、用途別にも以下のような違いを持つ製品があります。

  • ダイロンマルチ
    70年以上、世界中で愛されるロングセラー商品。60℃の高温でさまざまな繊維が染まる
  • ダイロンプレミアムダイ
    ダイロン独自の染色技術から生まれた最高品位の染料。
    発色の鮮やかさ、染料の定着性に優れ、40℃のお湯で手軽に染まる
  • カラーストップ
    洗濯による色落ちが激しい物の色止め用、染色後に使用すると色止め効果がアップ
  • COLOUR CATCHER
    洗濯時に衣類から出る染料をシートが吸着。色柄物から白物への色移りを抑えられる

ダイロンを使った洋服のセルフ黒染め

それでは実際にダイロンを使った洋服のセルフ黒染め方法をご紹介します。

今回は「ダイロンプレミアムダイ」を使って作業します。

ダイロンの洋服のセルフ黒染めに用意するもの

まず用意するものはこちらです。

  • ダイロン染料:1袋
  • バケツ:1つ
  • ゴム手袋:1つ
  • かき混ぜる棒:1つ
  • 塩:250g
  • 古いタオルや新聞紙(汚れ防止用):1つ
  • 40度のお湯:500ml
  • ぬるま湯:6L

用意するものの選び方と注意点

これがダイロンです。

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それから、ワイドなバケツの方が作業しやすいです。

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また、しっかりしたゴム手袋じゃないと、手が真っ黒になります。

ダイロンに必要な塩500gはこれやすいので使い切りでオススメです!!

ダイロンを使って染める手順

手順は以下のようになります。

  1. 染める洋服の汚れを落とす
  2. 染料と塩の準備をする
  3. バケツに衣類を入れて染料をつける
  4. 水洗いして染料落とし
  5. 乾燥させて完成

①染める洋服の汚れを落とす

洋服を洗って、染料が均一に染み込みやすくします。汚れや油分を取り除くために、洗剤で軽く洗ってください。洗濯機で洗えるなら洗ってしまいましょう。

特にノリや柔軟剤が付いていれば、こちらも取り除くようにしましょう。

また、作業場所を古いタオルや新聞紙で覆って、染料が飛び散っても汚れないようにするとよいでしょう。

②染料と塩の準備する

パッケージの指示に従って、染料を準備します。

1袋に対して、500mlのお湯(40度)を用意してバケツの中でよく溶かします。

染料を溶かす際にはゴム手袋を着用し、古いスプーンや棒でよく混ぜると汚れが気になりません。

そして、塩250gを40度以下の6Lのぬるま湯に溶かしてかき混ぜたあと、染料を溶かしたバケツの中に入れます。

③バケツに衣類を入れて染料をつける

染料と塩を混ぜて準備が整ったら、染めたい布をできるだけ重ならないようにして中に入れましょう。

今回はジャケットを用意して中に入れてみました。

その後は、約15分程度かき混ぜたりしっかり揉んだりして染料を定着させます。この時はゴム手袋をした手で行いましょう。

15分経ったら今度は棒などを使ってバケツ全体の水をかき混ぜます。こうすることで衣類がムラになりません。この時に、衣類が水面から出るとよく染まらないのでムラになります。水面に沈めるように意識してください。

④水洗いして染料落とし

水が透明になるまで染料をしっかりと落とします。

最終的に洗濯機を使って脱水してもシワにならないものであれば大丈夫です。

⑥乾燥させて完成

洗濯後は陰干しさせて乾燥させます。

写真に撮影すると実物との見え方が違うんですが、実際はめっちゃ綺麗な黒です。

ここからスチームアイロンかけてシワを伸ばして完成です。

ダイロンで洋服をセルフで黒染めしてみた感想

初めて自分で染めることになった時は、少し不安もありましたが、結果としては非常に綺麗に仕上がり、正直驚きました。

コストを抑えて愛用の衣服をリフレッシュしたい方には、この方法を推奨します。自分でやると決めたら、ぜひこの工程を試してみてください。簡単でありながら、満足のいく結果が得られるかもしれません。

ダイロンを使った洋服のセルフ黒染めの注意点

ダイロンを使った洋服のセルフ黒染めを行う際は以下のことに気をつけましょう。

  • 衣類や作業場所を汚さない
  • 心配があれば試し染めを行うこと
  • 洋服の素材を確認する

染料は非常に強力なので、作業中は必ずゴム手袋を着用し、衣服や作業場所が汚れないように注意してください。

そして、使用する染料や素材によっては、色落ちや仕上がりに差が出る場合があります。試し染めを行うと安心です。

また、洋服の素材が染色に適しているか確認してください。天然繊維(綿、麻、ウールなど)は染まりやすいですが、合成繊維(ポリエステルなど)は染まりにくい場合があります。

自宅でできる!洗濯機を使った洋服のセルフ黒染め方法

ドクターベックマンのブラック&ファイバーリフレッシュシートを使えば、簡単に黒染めが可能です。

この方法は、クリーニング店に頼るより手軽で、専用の染料を使うよりも手間がかかりません。以下の手順を参考に、洋服の黒染めを試してみましょう。

  • 準備するもの
  • 手順
  • 洗濯後の処理
  • 注意点

それでは、順を追って説明していきます。

準備するもの

まず、黒染めを行うために以下のものを用意しましょう。

  • ドクターベックマン ブラック&ファイバーリフレッシュシート:このシートは色褪せた黒い洋服の色を蘇らせるための製品です。
  • 黒染めしたい洋服:黒や濃紺の衣類が特に効果的です。
  • 洗濯機:家庭用の洗濯機で問題ありません。

黒染めの手順

準備が整ったら、以下の手順で黒染めを行います。

1. 洗濯機に服を入れる

黒染めしたい服を洗濯機に入れます。他の色が混ざらないように、黒や濃紺の衣類のみを選ぶようにしましょう。

2. ドクターベックマンのシートを追加

服1枚につき1枚のシートを洗濯機に入れます。色褪せが特に目立つ場合は、2~3枚使用しても構いません。これにより、より濃い黒色を復活させることができます。

3. 通常の洗濯サイクルで開始

洗濯機を通常の洗濯コースで開始します。水量が調整できる場合は少なめに設定すると効果的です。水量を減らすことで、黒復活シートの成分が濃く作用し、色が定着しやすくなります。

洗濯後の処理

洗濯が終わったら、すぐに服を取り出し、直射日光を避けて陰干しします。色の定着を長持ちさせるために、この乾燥方法を守ることが大切です。

注意点

ドクターベックマンの黒復活シートを使う際には、以下の点に注意してください。

  • 次の洗濯に注意:シートを使った後は、次の洗濯を空洗いか濃い色の洗濯物のみで行うようにしましょう。色移りを防ぐためです。
  • 定期的な使用が効果的:この方法は永続的な効果がないため、色が褪せてきたら定期的に使用することで黒い色を保てます。
  • 対応素材を確認:全ての素材に使用できるわけではありません。特に、コットン、レーヨン、キュプラ素材が適しています。

このセルフ黒染め方法は、色褪せが気になる服におすすめです。定期的に使用することで、洋服の黒さを長持ちさせ、よりスタイリッシュに保つことができます。

洋服の日焼けや色落ちを防止する方法

ダイロンなどの染料を使って染色する手間を省くためには予防が大切です。

色落ちが気になる衣類はドライクリーニングに出すと、色を保ちながら清潔に保てます。

また、クローゼット内でも、日光が直接当たらない場所に保管し、長期間使用しない場合はカバーをかけることが有効です。

その他にも、日焼けと色落ち別にいくつかのヒントを紹介します。

日焼け防止方法

日焼けを防止する方法としては以下のようなものがあります。

  • 直射日光を避ける
    洋服を長時間日光にさらさないようにし、特に干す時は日陰や室内で干すようにしましょう。
  • 裏返して干す
    衣類を裏返して干すことで、表面が直接日光に当たるのを防ぎます。
  • カーテンやシェードを使用
    室内に置く衣類が日光にさらされないように、カーテンやシェードで窓を覆うことも有効です。
  • UVカットスプレーを使用
    衣類用のUVカットスプレーを使うことで、繊維が紫外線によるダメージを受けにくくなります。

特におすすめなのが、UVカットスプレーです。スプレーを前もって衣類に吹きかけておきましょう。

UVカットスプレーはホームセンターなどで販売されていますし、ネットの通販でも購入可能です。

人の肌用の日焼け止めではなく、衣類に特化した衣類用のUVカットスプレーが販売されています。こちらを購入して振りかけておくと紫外線のダメージを軽減できるのでおすすめです。ただし、吸い込むと体に悪いので必ず屋外で吹きかけましょう。

色落ちを防止する方法

色落ちを防止する方法には以下のようなものがあります。

  • 冷水で洗う
    冷水で洗濯することで、色落ちを抑えることができます。熱水は色を流出させやすいので避けましょう。
  • 色落ち防止剤を使用
    市販の色落ち防止剤を使うことで、洗濯中の色落ちを防ぐことができます。
  • 洗濯回数を減らす
    必要以上に頻繁に洗濯せず洗濯ネットを使用することで衣類の摩擦を減らします。
  • 同系色のアイテムと一緒に洗う
    同じ色の衣類と一緒に洗うことで、色移りや色落ちの影響を最小限に抑えられます。
  • 裏返して洗う
    衣類を裏返して洗うことで、表面の色が直接摩擦を受けにくくなります。
  • 適切な洗剤を使う
    色落ち防止効果のある洗剤を使用することで、色持ちが良くなります。

まとめ

今回はダイロンを使った衣類の染め直し方法をご紹介しました。ダイロンはAmazonで簡単に購入できます。また、必要なものもホームセンターで手に入るようなものも多く、準備のハードルも低いです。

実際にダイロンを使ってみて染め直しをしましたが、染め直す前と比べて服がやっぱりしっかりしたように見えます。ただし、セルフでやる場合はムラが出る場合があるので、もしそれが嫌ならきちんとした業者に頼むべきです。

最近では、ネットクリーニングもあるので、頼んでおけば衣類を綺麗にして配達してくれます。

ぜひ、参考にしてみてください。