海外ATMでの現地通貨引き出しおすすめは?手数料・限度額比較【完全ガイド2025年最新版】

海外旅行や出張、留学中に「現地通貨をATMで引き出したい」と考える方は多いはず。

でも、どのカードが使えるのか?手数料は?限度額は?英語で操作できるか?など、不安なことだらけですよね。

実は、ちょっとした選択ミスで1回の引き出しで数百〜数千円損することも珍しくありません。

本記事では、海外ATMの基本的な使い方から、手数料が安いおすすめカード比較、英語表示の対処法、現金が引き出せないときの原因と対処法までを、旅行初心者にもわかりやすく解説します。

この記事を読めば、海外ATMで無駄な手数料を避けつつ、安全に現地通貨を引き出す方法がしっかり身につきます。

目次

海外ATMで現地通貨を引き出すのは損?得?【基本と仕組みを解説】

クレジットカード・デビットカード・キャッシュカードの違い

現地通貨を引き出す方法は3つあります。

  • 両替:日本、もしくは現地で行う
  • 海外キャッシング:クレジットカードを使う
  • 海外ATMで引き出し:日本の口座から現金を引き出す

それぞれに特徴とコストがあり、「一番安くて簡単な方法はどれか?」と悩む方も多いでしょう。

ケーススタディ:韓国で1万円分の現地通貨を手に入れる場合

仮に1万円分ほど現地通貨が必要な場合を考えてみましょう。

JTBの2024年度版の人気旅行先ランキングを元にすると、1位が韓国なので渡航先を韓国と仮定します。そしてWise.com、American Banker、Expat Guide Koreaの提供する平均手数料を設定しました。「1,000円 = 11,000ウォン」として、計算します。

3つの方法で試してみると結果は以下のようになります。

方法総額(手数料前)手数料手数料後の実際に受け取れる金額
両替110,000ウォン11%97,900ウォン
クレジットカードのキャッシング110,000ウォン5%104,500ウォン
ATM引き出し110,000ウォン4,000ウォン109,996ウォン

最もお得なのは「海外ATM引き出し」

方法

メリット

デメリット

両替

空港などで出発前に済ませられる

手数料が高くレートも不利。特に空港両替所は割高

クレジットカード(キャッシング)

比較的安い手数料+旅行保険付きカードもある(例:エポスカード)

利用後に借金扱いになるため利息が発生する

海外ATM引き出し

実質的に最安、操作も簡単(特にWise・ソニー銀行など)

ATMの場所やブランドに注意。限度額や手数料に差あり

手数料の安さと操作の簡単さを両立したい方には、海外ATM引き出しが最もおすすめです。

ただし、旅行前に使えるカードの準備・ATMの場所の確認をしておくことで、さらに安心です。

ちなみに、海外キャッシングならエポスカードが海外旅行保険もついていてお得です。

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ATM利用でよく見る英語表記(saving / checking など)

海外ATMを使う際、日本のATMとは違い、英語の選択肢が表示されて戸惑う方も少なくありません。

特に「Saving(セービング)」や「Checking(チェックイング)」といった単語は、日本ではなじみが薄く、どちらを選べばよいか迷うポイントです。

表示

意味

日本での対応

説明

Saving Account

普通預金口座

銀行の普通口座(キャッシュカード/デビットカード)

最も一般的な選択肢。基本的にこれを選べばOK

Checking Account

当座預金口座

主に法人向け口座

日本ではあまり使われない。個人利用なら通常はNG

Credit Account

クレジット口座

クレジットカード(キャッシング)

クレカの海外キャッシングを利用する場合に選択

海外ATMで引き出しできない理由とその対処法【エラー・注意点】

旅行中や留学先などで現地通貨を引き出そうとしたのに、「ATMが使えない!」「なぜかエラーが出る…」という経験をした人も多いのではないでしょうか?

この章では、海外ATMで引き出しできない主な原因と、事前にしておくべき対策を詳しく解説します。

よくあるトラブルとその原因

まずは、よく報告されている「ATM引き出し失敗」のケースと原因を一覧で確認しましょう。

トラブル内容

主な原因

対処法

「取引が拒否されました」などのエラー表示

ATMが対応していないネットワーク(PLUS/Cirrusなど)

別のATMに変更/別ブランドATMを探す

暗証番号エラー

PIN(暗証番号)が間違っている/桁数が違う

日本で設定した4桁の数字を再確認する

「口座残高が不足している」表示

選んだ口座タイプ(Checkingなど)が誤っている

Savingを選択し直す(H3-1.2参照)

利用限度額を超えている

1日の出金限度を超過/ATM側に上限あり

金額を下げて再試行/後述の限度額確認を

カードが挿入できない・返却されない

カードの磁気不良/旧型ATM

カード再発行・現地銀行対応を検討

カード自体が無効

海外利用が「無効設定」になっている

出発前のカード設定変更が必要(次項)

日本出発前に必ず設定すべきこと

海外ATMをスムーズに使うには、日本出発前に以下の3つの準備をしておくことが非常に重要です。

カード会社の「海外利用設定」をオンにする

多くの銀行・カード会社では、不正利用防止のために海外でのATM利用がデフォルトで無効になっている場合があります。

  • 楽天銀行・住信SBIネット銀行など → ネットバンキングから設定変更可能

  • クレジットカード(JCB/VISAなど) → マイページやアプリから「海外キャッシング利用設定」を確認

出金限度額を確認・変更する

ATM側ではなく自分のカードの出金限度額が原因で引き出せないケースも多いです。

旅行中は限度額を一時的に引き上げておくと安心です。

ICチップ対応のカードを用意する

最近では磁気ストライプのみの古いカードが使えないATMも増加しています。

必ずICチップ付きのカードを使用しましょう。


 英語表示と操作方法の基本

英語表示のATMでも、操作の流れ自体はほとんど同じです。以下に基本的な操作フローと用語の意味を紹介します。

🧾 基本のATM操作ステップ(英語表示)

  1. カードを挿入(Insert your card)

  2. 暗証番号を入力(Enter PIN)

  3. 引き出し選択(Withdrawal)

  4. 口座タイプ選択(Saving を選ぶ)

  5. 金額入力(Enter amount)

  6. 確認(Confirm / OK)

  7. 現金受け取り → カード返却(Take cash / Take card)

よくあるATM英語表示と意味

英語

意味

補足

Insufficient Funds

残高不足

口座残高 or 限度額の問題

Invalid PIN

暗証番号エラー

4桁でない/誤入力

Transaction Declined

取引が拒否された

設定や限度額の可能性あり

Saving / Checking / Credit

口座種別選択

**個人利用は基本「Saving」**を選ぶ

海外ATMで引き出す場合の手数料は?【銀行・カード別比較】

海外ATMを使って現地通貨を引き出す場合、以下のような手数料がかかります。

  • 海外事務手数料
  • 現地ATM利用料
  • 両替手数料

この中で、銀行を変えることによって両替手数料と海外事務手数料をさらに安くすることも可能です。

順番に解説します。

海外事務手数料とは?為替レートとの関係

海外事務手数料は自分の普段使っている銀行側に入る手数料のことです。

パターンとしては2つです。

  • 為替レートに加え、数%の海外事務手数料を上乗せ
  • 海外でATMを利用するごとに一定金額を徴収

VISAやMasterCardが提示した両替手数料込みの為替レートに加えて、自分が使用している銀行が設定した数%の海外事務手数料が加わります。

たとえば、住信SBIネット銀行であれば、VISAやMasterCardの提示した為替レートに加えて2.5%の海外事務手数料がかかります。

他には、イオン銀行など海外ATMを利用したら1回につき220円の手数料をとるような銀行もあります。

これら2つのどちらかを徴収する銀行が多いですが、中には2つとも徴収する銀行もあります。

ATM利用料・引き出し手数料の仕組み

現地ATM利用料は、現地でATMを設置している銀行に払うお金のことです。

たとえば、日本でも三井住友銀行のカードを三菱UFJ銀行のATMで利用すると手数料が取られますよね。それと同じようなもので、海外ではATMを利用しただけで手数料がかかる場合もあります。一例として、タイであれば一律220バーツ(約860円)の手数料がかかります。

この現地ATM利用料はどの銀行を選んでも、利用するATMによってかかる金額が変わるので絶対的な回答はありません。

その都度現地で調べましょう。

それでは、これらを総合して実際にどの銀行のカードを保有して、海外のATMを使って現金を引き出すのがお得なのか解説します。

両替手数料

両替手数料は、日本円を現地通貨に変える時に発生します。

この両替手数料は、普通の為替レートではなく、VISAやMasterCardなど自分が利用している国際ブランドが定めています。つまり国際ブランド側に入る手数料です。

このレートは変わるので、VISAやMasterCardの公式サイトを見てみましょう。

Exchange Rates & Currency Conversion Calculator - Use the co…

ちなみに、為替に大体2%程度上乗せされています。

この手数料は国際ブランドを使う限り払う必要があるので仕方がありません。

【2025年最新版】海外ATM引き出しにおすすめの銀行・カード7選

海外ATMで引き出しをするのにおすすめの銀行は以下のようになります。

銀行名海外事務手数料海外ATM利用手数料
第1位wise0.45%〜3.00%無料(月2回、30,000円相当額まで) 以後、1回70円+引き出し金額の1.75%
第2位住信SBIネット銀行2.50%無料
第3位paypay銀行3.08%無料
第4位楽天銀行3.08%無料
第5位イオン銀行1.60%220円
第6位SONY BANK WALLET1.79%220円

wiseのカードが一番お得になります。

以下は、1万円を韓国ウォンに換算し、実際に受け取れる金額を示した表です。為替レートは「1,000円 = 11,000ウォン」と仮定しています。

銀行名実際に受け取れる金額(ウォン)
Wise109,505,000ウォン
住信SBIネット銀行107,250,000ウォン
PayPay銀行106,612,000ウォン
楽天銀行106,612,000ウォン
イオン銀行108,239,780ウォン
SONY BANK WALLET108,030,780ウォン

それでは順番に解説します。

Wise(ワイズ):為替レート最強+実質無料の範囲あり

wiseは送金サービスです。しかし、両替や海外ATMで引き出しの機能があるので、海外渡航者がよく使っています。

アプリ内で両替を行なって、海外のATMを利用して引き出しを行えば現地通貨が手に入ります。

事務手数料は、通貨によって異なりますが大抵の場合はそこまで高い手数料になりません。また、月3万円まで海外ATM手数料が無料なのは大きいですね。

Wise
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ソニー銀行(SONY BANK WALLET):安定の実績、明確な限度額

SONY BANK WALLETはソニー銀行のことです。海外事務手数料の1.79%に加えて海外ATMの手数料が1回220円かかります。しかし、ソニー銀行に外貨を保有していれば外貨口座からお金を引き出せます。その際は海外ATMの手数料がかかりません。

対象の通貨は以下のとおりです。

  • 米ドル
  • ユーロ
  • 英ポンド
  • 豪ドル
  • NZドル
  • カナダドル
  • スイスフラン
  • 香港ドル
  • 南アランド
  • スウェーデンクローナ

住信SBIネット銀行/PayPay銀行/楽天銀行 など

住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行は、海外事務手数料として2.5%ほど徴収しますが海外ATMの手数料はかかりません。

かなりお得な銀行です。ちなみに日本国内でもカードがなくてもスマホがあればお金を下ろせます。

paypay銀行

paypay銀行は旧ジャパンネット銀行であり、3.08%の海外事務手数料を徴収しています。

ただし、海外ATMの利用手数料はかかりません。こちらも住信SBIネット銀行と同じく国内であればスマホでお金を下ろせます。

楽天銀行

楽天銀行は3.08%の海外事務手数料を徴収しています。

ただし、海外ATMの利用手数料はかかりません。特に安いわけではありませんが、スタンダードな手数料です。

一方、約1万5000円以上下ろす時はイオン銀行を使った方が安くなります。なぜなら計算すると、イオン銀行の方が海外ATMの手数料を払ってでも安くなるからです。

イオン銀行

イオン銀行は海外事務手数料の1.60%に加えて海外ATMの手数料が1回220円かかります。

少ない量の外貨を下ろす時にはトータルの手数料が割高ですが、約15000円以上下ろすならば安くなります。

また、イオン銀行はクレジットカード一体型のイオンカードセレクトを契約した方がイオンでの割引を受けられるのでお得です。

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4.4 RevolutやJAL Payなどの新興勢力

近年、海外ATMでの現地通貨引き出しに対応した新しい金融サービスが次々と登場しています。特に「Revolut(レボリュート)」や「JAL Pay」は、若い旅行者やフリーランス、長期滞在者を中心に急速に注目を集めています。


🪙 Revolut(レボリュート):多通貨対応のフィンテック代表格

Revolutは、イギリス発のデジタルバンクサービスで、日本円・米ドル・ユーロなど30種類以上の通貨に対応

アプリで即時チャージ・為替交換・ATM出金が可能で、「低レート+海外手数料無料枠」が魅力です。

項目

内容

月額基本料

無料プラン〜有料プラン(Premium, Metalなど)あり

為替レート

インターバンクレートに近い実勢レート適用(平日のみ)

ATM手数料

月2万〜5万円程度までは無料(プランにより異なる)/超過時は2%程度の手数料

利点

世界中の通貨をアプリで即交換 → ATMから現地通貨で引き出せる

注意点

無料枠超過後の手数料はWiseより高め/アプリ操作が必須

海外ATM引き出しの限度額は?【主要カード別早見表付き】

海外ATMを利用するうえで、意外と見落としがちなのが**「1日の引き出し限度額」です。

限度額を超える金額を指定すると、「取引が拒否されました(Transaction Declined)」というエラー**が出てしまうことも。

この章では、人気の銀行・カード会社別に出金限度額の目安と注意点をまとめます。


Wise/ソニー銀行/楽天銀行/新生銀行などの限度額一覧

以下は、各社が設定している1日あたりの海外ATM引き出し限度額の目安です(2024年〜2025年6月時点、各社公式情報に基づく)。

カード・銀行名

限度額(1日)

初期設定

備考

Wise(ワイズ)

30,000円(初期)〜100,000円

アプリで変更可能

月2回までATM手数料無料(上限付き)

ソニー銀行

最大50万円

ユーザー設定可

国内・海外共通上限。変更はアプリorWeb

楽天銀行デビット

最大20万円(初期設定10万円)

アプリで変更可能

変更は当日中に反映される

新生銀行(新生総合口座)

最大50万円

初期設定は口座により異なる

海外利用には別途「利用開始設定」が必要

住信SBIネット銀行

最大100万円(初期10万〜)

アプリで即変更可

ATMによっては別途制限あり

Revolut

無料プラン:最大2万円/日程度

プランにより異なる

プレミアムプランで上限アップ可能

限度額の変更方法と注意点

海外旅行や長期滞在中に大きめの現地通貨が必要な場合は、事前に限度額を引き上げておくことが重要です。

以下に、主なカード・銀行での変更手順と注意点を解説します。

銀行・サービス名

変更方法

所要時間

Wise

アプリの「カード設定」→「ATM出金の上限」

即時反映

ソニー銀行

オンラインバンキング →「カード設定」→「海外ATM利用限度額」

数分〜即時

楽天銀行

アプリ →「カード利用設定」→「海外ATM」から変更

即反映(変更後の利用に注意)

新生銀行

電話または専用ページから設定変更

最大翌営業日まで時間がかかることも

海外ATMで日本円を引き出すのはNG?【DCCに注意】

海外のATMでお金を引き出す際に、「JPY(日本円)にしますか?」「Local Currency(現地通貨)にしますか?」という選択画面が出てくることがあります。

このとき、つい見慣れた「JPY(日本円)」を選びたくなりますが、それは思わぬ損失につながる可能性があります。

この章では、その理由と選ぶべき選択肢を解説します。


日本円 or 現地通貨、どちらを選ぶべきか?

結論から言えば――

👉 「現地通貨(Local Currency)」を選ぶのが圧倒的におすすめです!

📉 なぜ「日本円」はNGなのか?

その理由は、DCC(Dynamic Currency Conversion:動的通貨換算)と呼ばれる仕組みにあります。

DCCとは、ATMや店舗側で「日本円に換算して請求するよ」という機能のことですが、実はこれが非常に不利なレートを適用しているのです。

選択肢

為替処理

手数料・レート

結果

日本円(JPY)

現地ATMが両替処理

不利なレート+手数料が上乗せ

実質的に損

現地通貨(Local Currency)

カード発行会社が処理

公正な為替レート(Visa, Mastercard, Wiseなど)

お得

為替レートと「現地通貨建て」の理由

🔍 主要カードブランドの為替レートはどう違う?

海外ATMで現地通貨を選んだ場合は、カード会社側の為替レートが適用されます。

以下は代表的なカードブランドの換算レート体系です。

ブランド

為替レート算出方法

特徴

Visa

国際市場の中値に0.3〜0.6%程度のマージン

比較的安定・透明性あり

Mastercard

Visaより若干有利なことも

公開レートあり

JCB

やや高めの傾向(国による)

非対応国があるため注意

Wise

実勢レートに極めて近い(為替手数料明示)

業界最安水準で圧倒的人気

海外ATM引き出しのよくある質問【FAQ】

海外ATMの利用に不安はつきもの。「クレジットカードって危険?」「英語の画面、読めなかったらどうしよう…」

そんな疑問にお答えする、現地で本当に役立つQ&A集です。


海外ATMでクレジットカードは危険?

A:基本的には問題ありませんが、注意点があります。

クレジットカードを使った海外キャッシングは便利でスピーディー。

特に「エポスカード」「セディナカード」「楽天カード」など、旅行保険や手数料の条件が良いカードもあります。

ただし、以下の点には注意が必要です。

リスク

内容

対策

利息が発生

利用日から利息が発生(実質年率15〜18%)

すぐに返済する or 繰上げ返済を使う

スキミング被害

カード情報が盗まれる可能性も

ATMは銀行内や明るい場所の機械を使う

利用停止のリスク

突然の海外利用で不正検知→ロックされることも

出発前に「海外利用通知」や設定を済ませる

現地で使いやすいATMブランドは?(PLUS / Cirrus / JCB)

A:自分のカードが対応しているブランドを事前に確認しましょう。

海外ATMは、いくつかのネットワーク(ブランド)で運用されています。

以下は代表的なATMネットワークと、それに対応するカードの関係です。

ATMブランド

主な対応カード

世界での使いやすさ

備考

PLUS(プラス)

Visa・一部デビットカード

★★★★★

最も広範囲、特に東南アジア・欧州に強い

Cirrus(シーラス)

Mastercard系列のカード

★★★★☆

北米・中南米・欧州などに強い

JCB

JCBブランドのカード

★★☆☆☆

アジア圏中心(タイ・台湾など)/対応ATMは限定的

UnionPay(銀聯)

中国系カード・日本の一部銀行カード

★★★☆☆

中国本土・東アジアでは強いがそれ以外は限定的

英語で困った時の対処フレーズ

シチュエーション

英語フレーズ

使い方例

ATMがカードを飲み込んだ

“My card has been swallowed by the ATM.”

銀行の窓口や電話で

取引が途中で止まった

“The ATM stopped working during my transaction.”

現地スタッフに伝えるとき

英語が苦手な場合

“Could you help me with this ATM?”

困ったら素直に聞くのが◎

補足:タイのATMで手数料をゼロにする方法

タイのATMでは、ATMを設置している銀行に支払う手数料として、ATMオーナー手数料が存在します。220バーツなので1バーツ4円換算で約880円ほどになります。

しかし、JCBのキャッシュカードをバンコク銀行で使用すれば無料になると言われています。

まとめ|海外ATM引き出しで損しないための選び方と準備

今回は海外で現地通貨を手に入れる方法と、ATM手数料が安いおすすめ銀行をご紹介しました。

銀行名海外事務手数料海外ATM利用手数料
第1位wise0.45%〜3.00%無料(月2回、30,000円相当額まで) 以後、1回70円+引き出し金額の1.75%
第2位住信SBIネット銀行2.50%無料
第3位paypay銀行3.08%無料
第4位楽天銀行3.08%無料
第5位イオン銀行1.60%220円
第6位SONY BANK WALLET1.79%220円

wiseが最安ですが、wiseのアカウントに銀行の振り込みでチャージする必要があるので、住信SBIネット銀行などと併用するのが賢いです。

もっと多くの金額を引き出す人はイオン銀行、もしくは特定の通貨の場合はソニーバンクを使うとよいかもしれませんね。

ぜひ、参考にしてみてください。