みなさん、こんにちは。華山です。
みなさんも、海外旅行に行くことがよくあると思います。そこで問題になるのが、現地通貨です。
現地通貨を手に入れる方法ならいくつかありますが、その中でも海外ATMを使って現地通貨を引き出すのにおすすめな銀行を比較します。
現地通貨を手に入れる方法
現地通貨を引き出す方法は3つあります。
- 日本円を日本、もしくは現地で両替
- クレジットカードの海外キャッシングを使う
- 海外ATMで預金口座から引き出す
この中で一番お得に現地通貨を手に入れられるのは、海外キャッシングです。
海外キャッシングならエポスカードが海外旅行保険もついていてお得です。
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その次に、海外ATMを使った引き出しが安くなります。
もっともコストがかかるのが、両替です。特に空港の両替所で両替を行うと、高いレートで取引されるので目減りしてしまいます。
メリットとデメリットは以下のようになります。
両替 | キャッシング | 海外ATM引き出し | |
---|---|---|---|
メリット | 空港で出発前に可能 | 最も安い | もっとも簡単 |
デメリット | 費用が高い | お金を借りる状態になる | ATMを見つけて使いこなす必要がある |
海外ATMでの引き出しはもっとも簡単
海外ATMを使って現地通貨の引き出しを行うことはもっとも簡単な手段です。
両替所が空港にあるようにATMも空港にありますが、両替所はレートが空港と街中で変わるのに対して空港のATMは変わりありません。
海外ATMの引き出し手数料
海外ATMを使って現地通貨を引き出す場合、以下のような手数料がかかります。
- 両替手数料
- 海外事務手数料
- 現地ATM利用料
この中で、銀行を変えることによって両替手数料と海外事務手数料
順番に解説します。
両替手数料
両替手数料は、日本円を現地通貨に変える時に発生します。
この両替手数料は、普通の為替レートではなく、VISAやMasterCardなど自分が利用している国際ブランドが定めています。つまり国際ブランドに入る手数料です。
このレートは変わるので、VISAやMasterCardの公式サイトを見てみましょう。ちなみに、為替に大体2%程度上乗せされています。
Exchange Rates & Currency Conversion Calculator - Use the co…
Mastercard currency converter tool calculates foreign exchan…
海外事務手数料
海外事務手数料は銀行側に入る手数料のことです。
パターンとしては2つです。
- 為替レートに加えて数%の海外事務手数料を上乗せ
- 海外でATMを利用するごとに一定金額を徴収
VISAやMasterCardが提示した両替手数料込みの為替レートに加えて数%の海外事務手数料が加わります。
たとえば、住信SBIネット銀行であれば、VISAやMasterCardの提示した為替レートに加えて2.5%の海外事務手数料がかかります。
また、海外ATMを利用したら1回につき220円の手数料をとるような銀行もあります。
これら2つのどちらかを徴収する銀行が多いですが、中には2つとも徴収する銀行もあります。
現地ATM利用料
現地ATM利用料は、現地の銀行に払うお金のことです。
日本でも三井住友銀行のカードを三菱UFJ銀行のATMで利用すると手数料が取られますよね。それと同じようなもので、海外ではATMを利用しただけで手数料がかかります。
たとえば、タイであれば一律220バーツ(約860円)の手数料がかかります。
この現地ATM利用料はどの銀行を選んでも、利用するATMによってかかる金額が変わるので絶対的な回答はありません。その都度現地で調べましょう。
海外ATMで引き出しするのにおすすめの銀行
海外ATMで引き出しをするのにおすすめの銀行は以下のようになります。
銀行名 | 海外事務手数料 | 海外ATM利用手数料 | |
---|---|---|---|
第1位 | wise | 0.45%〜3.00% | 無料(月2回、30,000円相当額まで) 以後、1回70円+1.75% |
第2位 | 住信SBIネット銀行 | 2.50% | 無料 |
第3位 | paypay銀行 | 3.08% | 無料 |
第4位 | 楽天銀行 | 3.08% | 無料 |
第5位 | イオン銀行 | 1.60% | 220円 |
第6位 | SONY BANK WALLET | 1.79% | 220円 |
wiseのカードが一番お得になります。
それでは順番に解説します。
wise
wiseは送金サービスです。しかし、両替や海外ATMで引き出しの機能があるので、海外渡航者がよく使っています。
アプリ内で両替を行なって、海外のATMを利用して引き出しを行えば現地通貨が手に入ります。
事務手数料は、通貨によって異なりますが大抵の場合はそこまで高い手数料になりません。また、月3万円まで海外ATM手数料が無料なのは大きいですね。
ただし、台湾ドルなど取り扱いのない通貨があるので、そういった時は別の銀行を使う必要があります。
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住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行は、海外事務手数料として2.5%ほど徴収しますが海外ATMの手数料はかかりません。3万円を両替すると手数料が750円になります。
かなりお得な銀行です。ちなみに日本国内でもカードがなくてもスマホがあればお金を下ろせます。
paypay銀行
paypay銀行は旧ジャパンネット銀行であり、3.08%の海外事務手数料を徴収しています。
ただし、海外ATMの利用手数料はかかりません。こちらも住信SBIネット銀行と同じく国内であればスマホでお金を下ろせます。
楽天銀行
楽天銀行は3.08%の海外事務手数料を徴収しています。
ただし、海外ATMの利用手数料はかかりません。特に安いわけではありませんが、スタンダードな手数料です。
ただし、約1万5000円以上下ろす時はイオン銀行を使った方が安くなります。
イオン銀行
イオン銀行は海外事務手数料の1.79%に加えて海外ATMの手数料が1回220円かかります。
少ない量の外貨を下ろす時にはトータルの手数料が割高ですが、約15000円以上下ろすならば安くなります。
また、イオン銀行はクレジットカード一体型のイオンカードセレクトを契約した方がイオンでの割引を受けられるのでお得です。
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SONY BANK WALLET
SONY BANK WALLETはソニー銀行のことです。海外事務手数料の1.79%に加えて海外ATMの手数料が1回220円かかります。しかし、ソニー銀行に外貨を保有していれば外貨口座からお金を引き出せます。その際は海外ATMの手数料がかかりません。
対象の通貨は以下のとおりです。
- 米ドル
- ユーロ
- 英ポンド
- 豪ドル
- NZドル
- カナダドル
- スイスフラン
- 香港ドル
- 南アランド
- スウェーデンクローナ
まとめ
今回は海外ATM手数料が安いおすすめ銀行をご紹介しました。
wiseが最安ですが、台湾ドルなど非対応の通貨があるので住信SBIネット銀行などと併用するのが賢いです。
海外で高額な現金を持ち歩くのは危険ですが、1万5000円以上持ち歩く人はイオン銀行などを検討するといいですね。
ぜひ、参考にしてみてください。