JCBゴールドにはメリットない?デメリットや感想と使いこなすコツ

JCBゴールドカードは、プレミアへのインビテーションが来るカードで人気です。

しかし、その一方で、年会費や還元率に満足していないという人もいます。

そこで今回は、基本情報と併せて実際に使ってみた感想、JCBカードWとの違いについても詳しく解説します。

JCBゴールドカードの特徴と基本情報

「JCBゴールドカードの特徴と基本情報」は以下の通りです。サービスや特典が充実しているこのプレミアムクレジットカードは、旅行保険や空港ラウンジサービス、高還元率の優待など、さまざまなメリットを提供しています。

  • 年会費は11,000円(税込)で初年度は無料。
  • 旅行傷害保険が最大1億円の補償を提供。

それでは、詳細を順に説明していきます。

JCBゴールドカードの概要

JCBゴールドカードは、充実したサービスと特典が特徴のプレミアムクレジットカードです。

特に旅行保険や高還元率の特典が豊富で、国内外を問わず様々なシーンで活躍します。以下はその基本情報と主な特徴です。

基本情報

  • 年会費: 11,000円(税込)
  • 初年度年会費: 無料
  • 還元率: 通常0.5%、優待店では最大10%

JCBゴールドカードの特典とメリット

優待特典の内容としては以下のようなものがあります。

  • 充実した保険とサービス(旅行傷害保険は最高1億円*家族特約付き)
  • 優待店で最大10%の高還元率。
  • 国内主要空港とホノルル空港のラウンジが無料で利用可能。
  • 「JCBゴールド ザ・プレミア」への招待特典あり。
  • スマートフォン保険が最大5万円まで補償。

順番に詳しくみてみましょう。

充実した保険とサービス

JCBゴールドカードの大きな魅力の一つは、旅行保険や日常生活でのトラブルをカバーする多彩な保険サービスです。

特に、海外・国内旅行時の傷害保険が充実しており、最大1億円まで補償されるので安心です。

  • 海外旅行傷害保険: 最高1億円まで補償、家族特約も付帯。
  • 国内旅行傷害保険: 最高5,000万円まで補償。
  • スマートフォン保険: 年間最大5万円まで修理費用を補償。
  • ドクターダイレクト24: 24時間365日、健康や育児などの相談が可能。
  • JCB暮らしのお金相談ダイヤル: 税務・年金・資産運用などの専門的な相談ができる。

そのほかにも、育児や資産運用に関するサービスがあります。

中でもスマートフォン保険は、画面割れであっても5万円ほどの補償を受けられます。実際に申請しましたが、手続きも電話とメールだけで簡単でした。

高還元率の優待店

JCBゴールドカードを利用すると、優待店でのポイント還元率が通常より高くなります。

  • Amazon、セブン-イレブン: 還元率1.5%
  • スターバックスカードへのオンライン入金・オートチャージ: 還元率5%
  • Starbucks eGiftの購入: 還元率10%

特に、Amazonやセブン-イレブン、スターバックスなどでの利用では高い還元率が期待できます。

空港ラウンジサービス

JCBゴールドカードを所有していると、国内主要空港およびホノルル国際空港のラウンジを無料で利用できます。

さらに、世界1,100か所以上のラウンジを「ラウンジ・キー」サービスで1回32米ドルで利用可能です。

JCBスターメンバーズ

年間利用額に応じてランクが決まるJCBスターメンバーズプログラムでは、ポイントの獲得率が1.2~2倍になり、キャンペーンの抽選口数が増加する特典もあります。

JCBスターメンバーズは、年間利用額に応じてランクが決定し、そのランクによって還元率が変動するシステムです。以下に、利用金額ごとの還元率をまとめます。

利用金額別の還元率

  • 年間30万円未満: 1倍 (還元率0.5%)
  • 年間30万円以上50万円未満 (スターe PLUS): 1.1倍 (還元率0.55%)
  • 年間50万円以上100万円未満 (スターβ PLUS): 1.2倍 (還元率0.6%)
  • 年間100万円以上300万円未満 (スターα PLUS): 1.5倍 (還元率0.75%)
  • 年間300万円以上 (ロイヤルα PLUS): 2倍 (還元率1.0%)

年間利用額が増えるほど、還元率も上昇し、最大で通常の2倍のポイントを獲得できるようになります。

ナンバーレスカード

JCBゴールドカードは、カード番号が券面に記載されていないナンバーレスカードです。セキュリティの面でも優れています。

「JCBゴールド ザ・プレミア」への招待

JCBゴールドカードを利用し続け、条件を満たすと「JCBゴールド ザ・プレミア」への招待を受けることが可能です。

2年連続で年間100万円以上の利用、または1年間で200万円以上の利用が条件です。

JCBゴールドカードのデメリットと注意点

JCBゴールドカードのデメリットと注意点は以下の通りです。

  • 年会費が高く、11,000円(税込)がかかる。
  • 基本還元率が0.5%と他社のゴールドカードと比べて低め。
  • 申し込みには年齢制限があり、一般的に20歳以上が対象。
  • サービスをフル活用しないと、年会費に見合うメリットを感じにくい。
  • JCBブランドは海外での利用が制限されることがある。

年会費や基本還元率、海外での使いづらさなどが挙げられます。これらを理解し、特典やサービスを活用できるかを考慮することが重要です。

それでは、これらのデメリットについて順に説明していきます。

年会費が高い

JCBゴールドカードは年会費が11,000円(税込)と、一般カードに比べると高額です。

この年会費に見合った特典やサービスをしっかり活用できるかが重要なポイントとなります。日常の買い物だけでなく、旅行や優待施設を多く利用する方にとっては十分価値がありますが、使いこなせない場合は負担に感じるかもしれません。

基本還元率が低い

JCBゴールドカードの通常還元率は0.5%です。これは他社のゴールドカードと比較すると低い還元率です。

たとえば、楽天プレミアムカードでは1%以上の還元率を誇るため、還元重視の方には少々物足りなく感じるかもしれません。ただし、優待店で利用すれば還元率は高くなるため、使用場所を工夫することでこの点を補うことも可能です。

年齢制限がある

JCBゴールドカードの申し込みには、20歳以上という年齢制限があります。

これにより、若年層には利用できない場合があります。その他にも、職業や収入によって審査の結果が左右されることもあるため、事前に確認しておくことが重要です。

サービスの使いこなしが必要

JCBゴールドカードは、多彩な保険や特典、空港ラウンジ利用などが含まれていますが、これらをしっかりと使いこなすことで初めて年会費に見合った価値が得られます。

旅行やレジャー施設の利用が少ない方にとっては、十分にメリットを感じにくい可能性がありますので、特典を活用できるライフスタイルかどうかを考慮することが大切です。

JCBブランドの海外での使いづらさ

JCBは国内での利用には非常に便利ですが、海外では加盟店が少なく、特にヨーロッパや北米地域では使えない場合もあります。

そのため、海外旅行時には他のブランド(VisaやMastercard)のクレジットカードを併用することが推奨されます。JCBゴールドカードは旅行保険が充実しているため、旅行用のサブカードとして活用するのも一つの方法です。

JCBゴールドとJCBカードWの主な違いと乗り換えるメリット

「JCBゴールドとJCBカードWの主な違いは以下の通りです。

  • JCBゴールドは年会費11,000円(税込)、JCBカードWは永年無料。
  • JCBゴールドの還元率は0.5%、JCBカードWは1.0%で高還元率。
  • JCBゴールドは保険や空港ラウンジサービスが充実している。
  • JCBカードWは39歳以下の若年層が対象。
  • JCBゴールドは上位カードへのステップアップが可能。

年会費や還元率、特典などに違いがあるため、自分のライフスタイルに合ったカードを選ぶことが重要です。

それでは、JCBゴールドとJCBカードWの特徴を順に比較し、それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

基本情報の比較

項目JCBゴールドJCBカードW
年会費11,000円(税込)永年無料
還元率0.5%1.0%
ポイント有効期限3年間2年間

JCBゴールドは年会費がかかりますが、保険や空港ラウンジ利用などの付帯サービスが充実しているため、頻繁に旅行する方に向いています。

一方、JCBカードWは年会費が永年無料で、基本還元率も1.0%と高いため、年会費負担を避けつつ、効率よくポイントを貯めたい方におすすめです。

JCBゴールドの特徴

JCBゴールドは以下のような特典やサービスが充実しています。

  • 充実した保険サービス: 海外旅行傷害保険(最高1億円)、国内旅行傷害保険(最高5,000万円)などが付帯されており、旅行時の安心感が高いです。
  • 空港ラウンジサービス: 国内主要空港およびホノルル国際空港のラウンジを無料で利用できる特典があります。
  • スマートフォン保険: 年間最大5万円まで修理費用を補償するスマートフォン保険が付いており、日常のトラブルにも対応可能です。
  • 上位カードへのインビテーション: 利用額に応じて「JCBゴールド ザ・プレミア」への招待を受けるチャンスがあります。

JCBゴールドは年会費がかかるため、付帯サービスや特典を十分に活用できるかを検討する必要があります。

JCBカードWの特徴

JCBカードWはシンプルで使いやすい以下の特徴があります。

  • 高還元率: 基本還元率が1.0%で、JCBゴールドの2倍のポイントを獲得できます。
  • 年会費無料: 永年無料で、ランニングコストを気にせずに利用できます。
  • 年齢制限: JCBカードWは39歳以下の方限定のカードです。若年層をターゲットにしている点が特徴的です。

JCBカードWは39歳以下の方が対象となっており、40歳以上になると新規申し込みはできません。

おすすめの対象者

JCBゴールドがおすすめな人

JCBゴールドは以下のような方におすすめです。

  • 海外や国内旅行によく行く方
  • 充実した保険サービスを求める方
  • 空港ラウンジの利用を希望する方
  • スターバックスなど特定の優待店をよく利用する方
  • 将来的に「JCBゴールド ザ・プレミア」などの上位カード取得を目指す方

JCBカードWがおすすめな人

JCBカードWは以下のような方に適しています。

  • ポイント還元率を重視する方
  • 年会費負担を避けたい方
  • 39歳以下の若年層

JCBゴールドカードを使っていてメリットがないと感じた感想

JCBゴールドカードを利用していて残念に感じた点をいくつかご紹介します。

結論として、年会費の高さや還元率の低さ、そして海外での使いにくさが大きなデメリットだと感じました。

  • 年会費が高い
  • 還元率が低い
  • JCBブランドが海外で使いにくい

順番にご紹介します。

年会費が高い

JCBゴールドカードの年会費は1万円を超えており、これは家計にとって痛い出費になります。

同じゴールドカードでも年会費無料で還元率が高いものが存在するため、コストパフォーマンスを考えると割高に感じます。 さらに、プラチナカードに比べて優待が劣る点も気になります。

プライオリティパスが付いていないなど、2万円前後のプラチナカードと比べて特典の充実度が低いため、価格の割に優待が中途半端というのが正直なところです。

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還元率が低い

JCBゴールドカードの基本的な還元率は0.5%で、1%の還元率を誇るカードが多い中では見劣りします。

また、年間利用額によって還元率を上げることは可能ですが、そもそもJCBは海外で使いにくいため、出費が多い場面で役に立たないことが多いです。

その結果、利用額を増やして還元率を上げるのも一苦労です。多く使うほど、他のカードとの還元率の差が気になってしまいます。

ちなみに、Suicaチャージではポイントが付与されない点も残念です。

JCBブランドが海外で使いにくい

海外旅行の特典が充実していても、肝心のJCBカード自体が使いにくいというのは致命的です。

海外では圧倒的にVISAが便利で、JCBは日本人観光客が多いハワイや台湾、韓国といった一部の地域では使えるものの、マイナーな国に行くとすぐに使えなくなります。

そのため、海外旅行をする際にはサブカードを準備しないと不便です。この点は特に困る部分です。

まとめ

今回はJCBゴールドについてご紹介しました。

たしかに旅行関連や保険は充実です。しかし、年会費が高いことと、還元率が低いことはネックになります。

この点を考えて使うかどうか決めるとよいでしょう。

ぜひ、参考にしてみてください。