今回は旅の記事をお届けする。テーマは海外の宿で起こったカルチャーショックだ。ボクはバックパッカーではないので、安宿に泊まったときに事件や文化の違いにびっくりしたことはいくらでもある。
ビックリシッターである。(あまり上手くカケれてない)というわけで手短に最近、僕の身に起こったビックリシッターをみなさんに2つご紹介したい。
台北の宿に行った時
この前ボクが台北のスペースインに泊まったときのことだ。この宿に限らず、ホステルというのは日本人だけではなく、世界中のバックパッカーが集まる巨大な宿だ。
極端な話、地球の裏側の文化にも触れることもできる。しかし、島国国家の日本国民であるボクは、開いた口が塞がらない状況に陥った。
日本人にとって欧米人とは
みなさんに前フリの質問をしたい。我々アジア人にとって欧米の白人は憧れだよね。整った顔立ちにスタイル。どこを見てもカッコイイと言わざるを得ない。
しかし、顔立ちだけではなく、カルチャーも違う。共通点を聞かれると「え?あ、同じ人間ってこと?」って言いたくなるくらいには違う。特に安宿やホステルでは、その違いを目の当たりにする。人間のありのままを垣間見ることができるのだ。
夜遅くに事件は起きた
ボクが泊まった日のチェックインは遅かった。海外だというのに、さすが台北。危機感ゼロ。夜2時頃にチェックインをした。周りの様子は…その時間でもホテルのロビーにはクラブミュージックが流れている。
陰キャラ代表のボクには解せないのだが、まあ100歩譲ってよしとしよう。それから早速シャワーを浴びて、なんだかんだ午前3時になる。ボクは「洗濯をしなければ…!」ということに気づき、洗濯を急いでする。(深夜なのに)
洗濯を深夜に行うのまではいいけど…
洗濯が終わって、乾燥も済ませると早朝4時になっていた。さあ寝るぞと、僕は足早に、洗濯機があるコインランドリーの部屋から、自分の部屋がある廊下を小走りに急いだ。
ここで、確認なのだが、我々日本人は恥を良いものだと考え、奥ゆかしいものだと考えているよね。そう、我々はシャイボーイとシャイガール国民なのだ。
それに比べたら欧米系の白人さんは言いたいこともズバッと言っちゃう。ドラマのオチまで言っちゃうくらい、ズバッと言っちゃう。もちろん脱衣所や部屋でも着替えるときに男女問わず、ズバッと脱いじゃう。
衝撃の瞬間
その廊下へのドアを開けた瞬間、目を疑った。私の目に、ある男の姿が飛び込んできた。みなさんは、人を見るときにどこから見るだろうか。胸とかお尻とか聞こえてくるが、(こら、変態め)やはり多くの人は顔だろう。
1人の金髪ショートヘアのいかにもモデルといった白人男性だった。ただ夜中の廊下でサングラスをかけていたのには「ん?」と感じたが、美しさゆえに許してしまった。
そして目線をゆっくりと下に下ろしていくと、ある異変に気付いた。ほぼ裸だったのだ。この「ほぼ」というのが重要で、ふんどしのようなタオルで大事な部分は、ガードされている。これが本当の「ボディガード」ではないか。
上半身は裸、腰にはふんどしもどき、足元には靴下を履かれていた。なんだろう、おしゃれを極めるとこの域に行くのか….?それともこれが、西洋スタイル?
そう頭をよぎった矢先、男は前かがみになり、クラッチスタートのポージングをし始めた。「えっ..!?」と僕は固まったが、間髪入れずに男はスタートを切った。ほぼ全裸の白人さんが、こっちめがけて走ってくる。
「ちょっと!ちょっと!」と、思わず突然の出来事でなぜか自分が洗ってきた乾きたての洗濯物で、自分の大事な部分を反射的に隠す。(ボディガード)人間、反射神経使って何するかわからないものです。
しかし、彼は見事に僕の前を素通りして、ロビーへ向かっていった。襲われることなど、被害はなかったがビックリもいいとこだ。しかも、ロビーってさらに視聴率稼ぐ気ですか。廊下からメジャーデビューもいいところじゃん。
冷静になって振り返る
まさしく人間のありのままを垣間見た。(いろんな意味で)ボクはたった数十秒の出来事を頭の中で整理して、自分なりに解釈をして飲み込んだ。
きっと彼はシャワーを浴びたかったのだが、シャワーになるとテンションが上がるタイプで、気持ちを抑えきれずフライングで早くも脱いでしまったのではないだろうか。それは走りたくもなる。そうすると、やっぱり靴下はエチケットとして足を汚さないため必要だ。
ムダに綺麗好きなところあるけんね。きっとそうだろう。ただ、サングラスに関しては
脳みそを動を働かせても解釈しきれなかった。ボクは洗濯物を持って、自分の部屋に入った。彼の姿は衝撃的だったのに、案外ぐっすり眠れた。
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