聴読中国語のレベルや音声の使い方!HSK6級にも対応する単語帳

聴読中国語は、文章と単語リストが一体化した単語帳です。

中国語の単語を覚えるは同じ漢字なのに苦労しますよね。なんとかして楽にしたいところです。

それを解決するのが聴読中国語です。文章の中で単語を覚えられます。そこで今回は聴読中国語はどういった単語帳なのか、効率的な使い方と合わせて詳しく解説します。

聴読中国語とは

聴読中国語は音読を中心に覚える単語帳です。

英単語学習帳の中には、長文の中で英単語を覚える単語帳があります。たとえば、大学受験で有名なのは速読英単語ですね。

こちらの中国語バージョンが聴読中国語ということになります。

聴読中国語の内容

聴読中国語は各章ごとに長文と単語リストが載っています。単語リストには長文で出てきた新出の単語の意味が載っています。この単語の意味を少しずつ長文の中で覚えていけばよいのです。

しかも長文は全部で何十個とあるので、ボリューム満点です。でも、長文のレベルは段々と難しくなっていきます。ページの最初の方の長文はかなり優しめで、中国語が全く分からなくても大丈夫ですし、長文と言えないくらいのフレーズが載っています。

それから段々と難しい語彙になって、物語調の長文になっていきます。速読英単語同様、非常にレベルが取れています。

聴読中国語のレベル|HSK6級対応

聴読中国語があれば日本人が中国語の単語を覚える上で必要な単語がほぼ全て網羅できます。この1冊で中検準1級やHSK6級に対応できます。

ただし、中検1級はとても難しいため、四字熟語などを覚えないと太刀打ちできません。だからこの単語帳だけでは不十分で慣用句を別途覚える必要があります。

一方で、中国語を勉強してビジネスレベルまでレベルを上げたいと考えている人でしたらこの単語帳で十分なレベルです。

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聴読中国語の使い方

聴読中国語の使い方は以下の通りです。

  1. 単語リストのページで単語の意味を覚える
  2. 長文を黙読する(意味確認のため単語リストに戻ってもよい)
  3. 長文の大意を把握したら、音読を15回繰り返す
  4. 長文まるごと覚える勢いでやると単語が覚えられる
  5. 次の章で同じサイクルをする

この単語帳は基本的に書いて単語を覚えることはしません。

やることは、音読です。最初に長文の次の単語リストのページを見ます。そこで、単語の意味をぼんやりと覚えます。うろ覚えでも構いません。そして、大体、覚えたら長文の方に戻ります。

そこで長文を読んでみましょう。単語リストの単語の意味を覚えていれば、長文を読むことは簡単でしょうが、難しいですよね。もし、分からない単語に出会ったときは単語リストに戻って意味を確認しましょう。ポイントは分からなければすぐに見ることです。

そして、長文の大意を把握して内容を覚えます。起承転結を意識してストーリーが頭の中に残れば大丈夫です。頭に入ったらいよいよ音読です。最低15回ほど音読をしましょう。コツとしては長文ごと丸暗記することです。

長文ごと覚えることによって、単語を前後の文脈やストーリーと関連付けて印象に残るような覚え方になります。この音読作業をずっと繰り返しやっていくことです。繰り返していたら単語を音ごと覚えているので、リスニングにも最適です。CDも活用して覚えたいところです。

聴読中国語の音声

聴読中国語の音声は、東進の公式サイトからダウンロード可能です。

聴読中国語の音声の使い方

聴読中国語の音声は、シャドーイングで使うと効率的です。

初めは簡単な章から始め、徐々に難易度を上げましょう。素材を何度か聞いて全体の内容を把握し、わからない単語やフレーズを調べて理解を深めます。次に、オーディオを一文ずつ再生し、その後に続いて発音します。このとき、発音、イントネーション、リズムに注意を払い、できるだけネイティブの話し方を真似しましょう。

本全体を通してシャドーイングする際は、初めは遅い速度で行い、慣れてきたら通常の速度で挑戦します。自分のシャドーイングを録音し、オリジナルと比較して改善点を見つけ、次の練習に生かしましょう。シャドーイングは継続が鍵です。毎日少しずつ練習することで、リスニングとスピーキングのスキルが確実に向上します。この方法を実践することで、効果的に言語力を高めることができます。

聴読中国語の使用者の体験談

実際に、ボクも使用しました。中国語の単語帳といえばキクタンが有名でした。

おそらく、書店にも多く並んでいると思います。ただ、ボクには短文のフレーズだけが載っている単語帳ではインパクトに残らずあまり役立ちませんでした。書いて覚えることも面倒くさかったので、単語を覚えるのは嫌でした。

しかし、聴読中国語ならば、音読だけなので書く作業は必要ありません。しかも、極端な話道を歩きながらでも音読できるのでどこでも勉強ができます。隙間時間を有効的に使うことができました。

その結果、この単語帳だけでHSK6級に合格することができました。ハイレベルでも楽に覚えられて便利です。

まとめ

今回は聴読中国語についてご紹介しました。英語と違って、中国語の単語帳は限られていますし、どれがいいのか情報も少し少ないです。でも、聴読中国語を選べば単語で困ることは絶対にありません。

みなさんも、ぜひ使って中国語をマスターしてみませんか。