与沢翼「ブチ抜く力」の要約と書評!ビジネス哲学としておすすめ!

みなさん、こんにちは。華山です。日々の読書を楽しんでいますか。毎月のように新しいビジネス本が発売されて、これだけは読まなきゃならないという本もあります。そこで今回は与沢翼さんの「ブチ抜く力」についてご紹介したいと思います。

与沢翼とは

与沢翼さんを知っている方は結構年代が上の方になるのではないでしょうか。おそらく、学生の方だと、与沢さんがメディアなどに頻繁に露出されていた時期には、幼すぎてあまり関心の対象ではなかった気がします。2000年世代に一世風靡した人です。

当時、「秒速で稼ぐ男」として有名でした。ネオヒルズ族とも呼ばれてましたね。メディアでは、高級車を乗り回して派手に女の子を囲んで遊ぶ姿が注目されていました。

しかし、その後トラブルを引き起こして一度何もない状態になってしまいます。それでメディアは与沢翼は終わったなどと書かれていたのですが、与沢さんは拠点を海外に移して莫大な資産と共に復活していたのでした。

ブチ抜く力の要約と書評

概要

本書では失敗から復活したことのエピソードを中心に与沢さん流の哲学が紹介されています。

実際、読み終わって絶対に読むべき本だったと思うのですが、中には興味のない部分もあるかなと感じたのが率直な印象です。この本は、前半部分が奇跡的な復活を遂げたエピソードと哲学に関して述べた後に、投資とダイエットの話に移っていきます。

はっきり言って、与沢さんのお金に関する部分である投資に関しては興味ある人がいると思いますが、ダイエットはあまり興味がない人が多いかなと思いました。中にはダイエットに興味なく、したことがないという人もいますし、すでに自分のやり方がある場合は全く参考になりません。

本当の意味で重要かつ、多くの人にとって関心のある部分は前半の復活エピソードと哲学についてでしょう。実際、この部分に学べるエッセンスがぎゅっと詰まってると思います。

哲学が詰まっている

究極を言えば、ブチ抜くための極意を教えてくれます。人よりも並外れた結果を出すことが、結局ブチ抜くことになります。ブチ抜くことで、周囲から注目されますし、メリットだらけであると言っています。

ブチ抜くためには最速で結果を出すことが1番だとも言っていて、最速でやるだけで話題性が伴うからとのことです。1つのことに集中することで信じられない程のパワーを発揮して、お金を手に入れてから幸せを掴むことができるのです。

本書の中には、詳しくそのぶち抜くための時間の使い方と具体的な戦略も書いてあります。

重要点

そして、個人的に1番大事だったと思うのがビジネスに関する心構えです。

ここには、哲学的なことはもちろん、これからの時代と働き方はどうなるのから私たちはどうしなければならないということが紹介されています。おそらく、ホリエモンの本を読めば似たことが書いてあると思いますが、内容が被れば被るほど重要だということです。

会社に依存しない

その中でも印象に残っているのは、2つあります。与沢さんも会社に依存する生き方はやめろと言っています。終身雇用も崩壊してますし、勤続すれば給料が上がっていくとも限りません。何より会社に首根っこを掴まれていると、リスクを取った行動というのはできにくくなります。

たしかに、今の日本社会を見ても死んだように働いている人は多いですよね。収入源がいくつもあって、攻められる人材のほうが強いです。

群れるな

そして、「群れるな」という言葉は刺さりました。

誰かと一緒にいると、どうしても責任を誰かに押し付けがちです。知らず知らずにあいつに任せようというパターンに陥ってしまいます。そこで、1人になれば物事を決断する速度も早くなりますし、自己責任という考えになります。与沢さんはこの状態が1番強いと言っています。

私もここに賛同です。個人の時代とも言われていますが、やっぱり何かに本気で打ち込もうとすると孤独と向き合うしかないのです。受験もそうですよね。1人はデメリットでも弱みでもなく強みにするべきと思いました。

まとめ

今回は与沢翼さんの「ブチ抜く力」という本についてご紹介しました。ビジネス本が多く出版されていますが、すでに有名な与沢翼さんがまた書くと説得力や胸に染み込むものがあります。

ぜひ、みなさんも1度読んでみてください。