台湾の語学学校のおすすめは師範大学!費用や期間の比較も解説

みなさん、こんにちは。華山です。

みなさんの中には、台湾に留学をしようと考えている人もいるでしょう。

しかし、どの語学学校がいいのかよく分かりませんよね。そこで今回は台湾の語学学校に語学留学経験を持つ筆者が、迷ったら台湾師範大学に行くべき5つの理由、費用や期間別の語学学校の比較をご紹介します。

台湾師範大学とは

台湾師範大学とは 台北市にある、国立台湾師範大学のことです。

1946年に開校され、70年以上の長い歴史を誇っています。その70年の中で、 日本人のタレントや政治家など多くの著名人もこの語学学校に通っていました。多くの人に支持されてきた語学学校が台湾師範大学です。

こちらに語学留学すると、国立台湾師範大学国語教学中心という施設に通うことになります。

台湾師範大学に語学留学するメリット5つ

台湾師範大学に語学留学するメリットは以下の5つです。

  • 師範大学が中国語の教科書を作成
  • 教師陣が一流の中国語のプロ
  • 台北の観光地に隣接する好立地
  • 留学生のお役立ち情報を手に入れやすい環境
  • 学びやすい豊富なカリキュラム

順に国立師範大学のメリットをご紹介していきます。

師範大学が中国語の教科書を作成

台湾全土の語学学校で使われている教科書は、主に「當代中文課程」「新版實用視聽話語中」のどちらかです。

どちらの教科書も、台湾師範大学が作成しています。長い歴史の中で中国語を学ぶにはどうしたらいいのか、研究に研究を重ねて台湾師範大学の教授陣が作りました。 中国語教育に関しては台湾の名門である台湾大学より長けていると言われており、中国語教育に関する研究も進んでいます。また、それに見合った効果的なメソッドを取り入れた中国語の授業が行われます。

教師陣が一流の中国語のプロ

台湾師範大学の語学学校には、中国語を教えることを生業としてきた、経験豊富な教師陣がたくさんいます。中国語という言語に人生をかけてきて、言語習得の論文を書いた博士を持っている教師もいます。この辺りは日本の教育現場よりもアカデミックが進んでいて教育の質の高さが伺えますね。

そして、先生たちの中には、中国大陸からやってきた子孫もいます。 その関係もあって、我々が中国語学習するする時に必要なピンインにも先生たちは精通してるので、中国語でわからない単語があったらすぐに聞くことができます。ちなみに、台湾ではピンインが使われていないので、台湾人にピンインを聞いても答えてくれません。

そして、実体験として師範大学で習っていた先生は本当に凄かったです。生徒たちが発する中国語を聞くだけで、その人がどこで生まれてどういった言語のバックグラウンドがあるか言い当てました。

たとえば、あるクラスメイトは5歳ぐらいまでアメリカに住んでいて、それから日本にずっと住んでいました。先生は中国語を聞いて「アメリカに小さい頃にいて、日本で育ったね」と当ててしまいました。先生で選ぶなら絶対に師範大学です。

台北の観光地に隣接する好立地

台湾師範大学は台北の観光地に近い立地にあります。師範大学の周りは永康街と言われる観光地があります。かき氷屋、小籠包の店などたくさんグルメが集まっています。学校の行き帰りだけでも台湾グルメを楽しめるので超お得な立地です。

そして、台湾全土と比べても圧倒的に台北が便利です。日本とのLCCの数も1番多いですし、何かあった時にすぐに帰国することができます。台北は台湾の首都なので、常に最先端のサービスやシステムなど恩恵を受けることができます。生活には苦労しません。

また、台北は日本よりも物価が高い商品もあり、同様に社会的なシステムが進んでいる場合もあります。台湾の最先端の技術やサービスを見て学習するという意味でも台北にある台湾師範大学で学ぶ意義があるでしょう。

留学生のお役立ち情報を手に入れやすい環境

師範大学は、台湾の中で最大大手の語学学校なので色々な情報が集まりやすいです。

特に師範大学6階にある掲示板は、留学生同士の情報交換の場所になっています。掲示板があって、マンションの情報や、いらない教科書の譲り受け、アルバイトの紹介など様々な情報がそこでやり取りされています。

どの学校にも掲示板はありますが、台湾師範大学の掲示板は1番大きいです。わざわざその張り紙をするために師範大学に来る人もいるくらいです。毎日新しい情報が入ってくるため、留学生の人脈をつけるというジ点でもかなりアドバンテージになると思います。

また、日本語を学びたい台湾人が同じように張り紙をしており、交流をすることで言語交換もできます。

豊富な学びやすいカリキュラム

師範大学のホームページによると、2024年現在の主なカリキュラムは以下のようになっています。

授業種類 人数 授業時間 学費 注意
レギュラー クラスA
6-10
8:10 – 10:00
10:20 – 12:10*
12:20 – 14:10
14:20 – 16:10
16:20 – 18:10
18:30 – 20:20
3か月: NT$29,100
2か月サマーセッション: NT$19,400
1. 言語授業時間数:毎週10時間
2. マルチタスクトレーニング時間数:毎週5時間(必修)
クラスB
13-20
8:10 – 10:00 3か月: NT$21,600
2か月サマーセッション: NT$14,400
インテンシブ クラスA
6-9
10:20 – 13:10*
14:20 – 17:10
3か月: NT$39,600
2か月サマーセッション: NT$26,400
1. 言語授業時間数:毎週15時間
2. 授業の密度は濃く、宿題量も多いです。
クラスB
13-20
14:20 – 17:10
(初級レベルのみ開催)
3か月: NT$28,800
2か月サマーセッション: NT$19,200
カスタマイズクラス 毎週最低2時間 詳細についてお問い合わせください。

台湾師範大学の語学学校は、3ヶ月が1学期です。そのため、3ヶ月ごとに入学が可能で、レギュラーとインテンシブコースがあります。インテンシブコースの方が上達が早いのでこちらがおすすめです。

そのほかにも、夏には2か月間のサマースクールがあったり、1対1の授業も開講しています。そのため幅広いニーズに沿った学習が可能です。中にはビデオ通話を使って授業をするカリキュラムもあります。

キャンパスに通う時間がない忙しい人や、台湾師範大学に興味はあるけど通う勇気がない方はそちらを試してみるのもよいです。豊富なカリキュラムが魅力的ですね。

台湾の語学学校の費用!安いのは?

メジャーな台湾の語学学校の費用は以下のようになっています。2024年時点の週15時間(15コマ)コース、3ヶ月間の学費についてまとめました。

地域 学校 学費(NT$)
台北 淡江大学 NT$39,000
台北 中国文化大学 NT$30,000
台北 国立台湾大学 NT$42,000
台北 国立師範大学 NT$39,600
台北 国立政治大学 NT$42,000
台北 TLI中華語文研習所 NT$39,000
台北 漢網学院 学費情報なし
台北 国語日報 NT$39,600
台中 逢甲大学 学費情報なし
台中 東海大学 学費情報なし
台南 国立成功大学 学費情報なし
高雄 国立中山大学 NT$33,000
高雄 国立高雄大学 学費情報なし

およそ、4万台湾ドル、1台湾ドル5円として日本円で約20万円が相場となっていますが、中国文化大学が少し安いですね。

台湾の語学学校の期間!短期で社会人におすすめは?

短期で社会人にもおすすめできる台湾の語学学校には以下のようなものがあります。

地域 学校 学費(NT$) 最短学習期間
台北 淡江大学 NT$39,000 3ヶ月
台北 中国文化大学 NT$7,500 2週間、週15時間
台北 国立台湾大学 NT$42,000 3ヶ月
台北 国立師範大学 NT$39,600 3ヶ月
台北 国立政治大学 NT$42,000 3ヶ月
台北 TLI中華語文研習所 NT$39,000 1週間から受講可能
台北 漢網学院 情報なし 1週間から受講可能
台北 国語日報 NT$39,600 3ヶ月
台中 逢甲大学 情報なし 3ヶ月
台中 東海大学 情報なし 3ヶ月
台南 国立成功大学 情報なし 3ヶ月
高雄 国立中山大学 NT$33,000 3ヶ月
高雄 国立高雄大学 情報なし 3ヶ月

漢網学院やTLI中華語文研習所は超短期で履修できるようですが、この辺りはカスタマイズプランで情報を公開していません。 その一方で中国文化大学は、最短で2週間ほど対面での授業をしっかりと週15時間ほど受けられます。

台湾の語学学校でマンツーマンで学べるのは?

台湾の語学学校でマンツーマンで学べるのは以下のようなものがあります。

学校 授業内容 1人 2人
中国文化大学 教科書;時代華語, ニュース内容 NT$800/h NT$700/1人
教科書;當代中文 NT$900/h NT$800/1人
教科書;實用視聽華語 NT$900/h NT$800/1人
カスタマイズ (上記以外のもの) NT$1200/h NT$1100/1人
漢網学院 個人班 NT$690/每課時
台湾師範大学 レギュラー(個人クラス) NT$40,500/90時間(新入生) NT$36,000/90時間(MTC在学生)
マンツーマン(10時間) NT$12,000 NT$8,100/1人
マンツーマン(20時間) NT$21,600 NT$15,700/1人
マンツーマン(40時間) NT$42,600 NT$28,500/1人
マンツーマン(60時間) NT$63,600 NT$40,900/1人

マンツーマンでも中国文化大学や漢網学院が有力な選択肢になりますね。プランがわかりやすいです。台湾師範大学はオンラインでのマンツーマン授業になります。

まとめ

今回は台湾師範大学に行くべき5つの理由と台湾の語学学校の比較をご紹介しました。

台湾師範大学では素敵な人たちと出会い、中国語もメキメキ上達したので、すごく価値のある時間だったと思います。学費も1学期20万円程度で済みました。コスパもよいです。

一方で、短期や少人数のクラス、学費の安さを求めるなら中国文化大学ですね。

ぜひ参考してください。