プライオリティパス付きクレジットカード比較|最安で持つならどれ?【2026年版】

「プライオリティパスを安く持ちたいけど、結局どのクレジットカードがいいの?」——この記事では、その答えを利用回数別に整理します。

年会費だけで選ぶと失敗します。使う回数・同伴者の有無・決済額によって最適なカードは変わります。まず結論から見ていきましょう。

結論:2026年の最適解はこの4パターン

利用スタイル別の結論は以下の通りです。

  • 年1〜2回しか使わない:楽天プレミアムカード(年会費11,000円)
  • 年3〜5回、または夫婦・家族で使う:三菱UFJプラチナアメックス(年会費22,000円・家族カード無料)
  • 無制限で使いたい、または決済額が多い:セゾンプラチナアメックスまたはアポロステーション ザ プラチナム
カード名 年会費 プライオリティパス こんな人に
楽天プレミアムカード 11,000円 年5回まで無料 年1〜2回の旅行者
UCプラチナカード 16,500円 年6回まで無料(家族も同条件) 家族と年数回渡航する人
三菱UFJプラチナアメックス 22,000円 無制限(家族カード1枚無料) 夫婦・家族で頻繁に旅行する人
セゾンプラチナアメックス 33,000円 無制限 ノマド・出張が多い人
アポロステーション ザ プラチナム 22,000円(※条件付き無料) 年30回まで無料 決済額が年300万円超の個人事業主

プライオリティパスとは?何ができるのか簡単に解説

プライオリティパスは、世界148以上の国・地域にある世界各地の空港ラウンジや提携施設を利用できる会員サービスです。搭乗クラスや航空会社を問わず使えるのが特徴で、エコノミークラスでも入室できます。

ラウンジでできることは施設によって異なりますが、一般的には以下の通りです。

  • 軽食・ドリンク(アルコール含む)の無料提供
  • Wi-Fi・電源の利用
  • シャワー・仮眠スペース(一部施設)
  • 静かな作業環境

プライオリティパスを単体で契約すると、使い放題のプレステージ会員で年約65,000円以上かかります。1回あたりの利用料(スタンダード会員)は約35ドル(5,000円前後)です。これをクレジットカードの付帯特典として持つのが、コストを抑える基本的な方法です。

ただし、同伴者を連れて入室する場合は1名あたり約35ドルの追加費用がかかるカードがほとんどです。家族で使いたい場合は同伴者料金の扱いも確認が必要です。

プライオリティパス付きクレジットカード比較【一覧表】

カード名 年会費 PP付帯条件 無料回数 同伴者料金 向いている人
楽天プレミアムカード 11,000円 自動付帯 年5回まで 約35ドル/人 年1〜2回の旅行者、楽天ユーザー
UCプラチナカード 16,500円 自動付帯 年6回まで(家族カードも同条件) 3,300円/人 家族で年数回渡航する人
三菱UFJプラチナアメックス 22,000円 自動付帯 無制限 約35ドル/人(家族カード本会員は無料) 夫婦・家族で頻繁に旅行する人
セゾンプラチナアメックス 33,000円 自動付帯 無制限 約35ドル/人 出張・ノマドが多い人
アポロステーション ザ プラチナム 22,000円
※年300万円決済で翌年無料
自動付帯 年30回まで 約35ドル/人 決済額が多い個人事業主・フリーランス

※各情報は2026年3月時点のものです。改悪・変更が入る場合があるため、申し込み前に公式サイトで最新情報をご確認ください。

最安で持つならどれ?利用回数別におすすめを解説

「プライオリティパス 最安」で選ぶ場合、年会費の安さだけでなく利用回数とのバランスで判断する必要があります。使わなければ安いカードでも損です。

年1〜2回しか使わない人

楽天プレミアムカード(年会費11,000円)が最安の選択肢です。年5回までのラウンジ利用が無料で付帯しており、年1〜2回の渡航なら十分です。楽天市場での買い物が多い方はポイント還元との相乗効果も期待できます。

ただし、2024年の改悪で以前の「無制限」から「年5回」に制限が変更されています。利用頻度が増えてきた場合は他カードへの切り替えを検討してください。

年3〜5回使う人

UCプラチナカード(年会費16,500円)が有力な選択肢です。年6回まで無料で、家族カード(年3,300円)保有者も同じく年6回まで使えます。夫婦で海外旅行に年2〜3回行く場合、2人合計で年12回のラウンジ利用が可能です。

さらに回数が多い場合や無制限が必要な場合は、次のカードに切り替えるタイミングです。

無制限で使いたい人

三菱UFJプラチナアメックス(年会費22,000円)またはセゾンプラチナアメックス(年会費22,000円)が選択肢になります。

家族での利用が多い場合は三菱UFJプラチナアメックスが優位です。家族カード1枚が無料で発行でき、その家族カード会員もプライオリティパスを無料で取得できます。2人で年会費を割ると1人あたり実質11,000円の計算です。

出張・ノマドワークで一人の利用が中心なら、旅行保険・招待日和・コンシェルジュなどの旅行特典が充実したセゾンプラチナアメックスが使いやすいです。

損益分岐点で見るとどのカードがお得か

プライオリティパスの単体契約(プレステージ会員)は年約65,000円です。1回あたりのスポット利用は約35ドル(約5,000円)かかります。これを前提に、各カードの損益分岐点を整理します。

カード名 年会費 元が取れる目安
楽天プレミアムカード 11,000円 ラウンジ年3回(約15,000円相当)で回収
UCプラチナカード 16,500円 ラウンジ年4回(約20,000円相当)で回収
三菱UFJプラチナアメックス 22,000円(2人利用時は実質11,000円) 2人でラウンジ年3〜4回で回収
セゾンプラチナアメックス 33,000円 ラウンジ利用+旅行特典を含めて回収しやすい
アポロステーション ザ プラチナム 22,000円(決済額次第で実質0円) 年300万決済達成なら実質コストゼロ

単純なラウンジ利用だけで考えるなら、楽天プレミアムカードは年3回使えば元が取れます。ただしカードの他の特典(旅行保険・ポイント還元・優待)も含めて総合的に判断すると、損益分岐点の考え方は変わってきます。「プライオリティパスだけで元を取ろうとする」より、カード全体で使い倒す視点の方が現実的です。

各カードの特徴を簡潔にレビュー

セゾンプラチナアメックス

年会費:33,000円 / PP:無制限

旅行特典が手厚い1枚です。海外旅行保険(最高1億円)・招待日和(レストラン2名利用で1名無料)・手荷物宅配無料・コンシェルジュサービスが揃っています。プライオリティパス目的だけでなく、旅行全体のコストを下げたい方に向いています。JALマイルもセゾンマイルクラブ(年5,500円・別途)を使えば最大1.125%還元で貯まります。

向いている人:出張・海外旅行が多い人、旅行保険も重視したい人
弱点:セゾンマイルクラブが有料化、電子マネーチャージのポイント改悪あり

UCプラチナカード

年会費:16,500円 / PP:年6回(家族カードも同条件)

プライオリティパス付きカードの中でコストパフォーマンスが比較的高い1枚です。家族カード(年3,300円)の保有者も年6回のラウンジ利用が可能で、夫婦で海外旅行に行く機会がある方に使いやすいです。

向いている人:家族で年数回渡航する人
弱点:年6回を超えると1回あたり35ドルの追加費用

楽天プレミアムカード

年会費:11,000円 / PP:年5回まで

プライオリティパス付きカードの中で最も年会費が安い選択肢です。楽天市場での買い物が多い方はポイント還元との相乗効果があります。ただし2024年に無制限から年5回に改悪されており、頻度が高い方には物足りなくなっています。

向いている人:年1〜2回の海外旅行者、楽天経済圏ユーザー
弱点:年5回の上限、同伴者料金が35ドルに値上がり

三菱UFJプラチナアメックス

年会費:22,000円 / PP:無制限(家族カード1枚無料)

家族利用における費用対効果が際立つカードです。家族カード1枚が無料で発行でき、家族カード会員もプライオリティパスを無料取得できます。夫婦2人で割ると実質1人あたり11,000円でプライオリティパス無制限が使える計算です。国内のレストラン特典(ダイニング by 招待日和)は現在使えなくなっている点は注意が必要です。

向いている人:夫婦・家族で頻繁に海外旅行する人
弱点:レストラン特典が廃止、単身利用ではセゾンや楽天と比べて優位性が出にくい

アポロステーション系カード

年会費:22,000円(年300万決済で翌年無料)/ PP:年30回まで

年間決済額が300万円を超える個人事業主・フリーランスにとって特殊な強みを持つカードです。仕入れ・外注費・経費を集約して年300万円を超えると翌年の年会費が無料になります。実質コストゼロでプライオリティパスを年30回使える計算になり、これは一種のライフハックといえます。

向いている人:決済額が年300万超の個人事業主、ガソリン代もまとめたい人
弱点:年30回の上限あり、決済額が足りない年は年会費が発生する

実体験:プライオリティパスで空港の時間の質が変わる

プライオリティパスを持つ前と後で、空港の体験はかなり変わります。

搭乗まで2〜3時間ある場合、ラウンジがなければターミナルのベンチやフードコートで時間を潰すことになります。騒がしく、集中できず、食事にもお金がかかります。ラウンジがあれば、その時間が食事・充電・仕事の時間に変わります。

特にLCCや乗り継ぎが多い人ほど価値を感じやすいです。LCCはビジネスクラスがなく、乗り継ぎの待ち時間も長くなりがちです。そういった移動でラウンジを使えると、体力の消耗が減り、現地到着後のコンディションが変わります。

出張や海外ノマドワークをしている方にとっては、「移動の死に時間」を仕事と食事の時間に変える手段として、プライオリティパスは費用対効果が見えやすい特典です。羽田・成田でも、仁川・シンガポールのような主要乗り継ぎ空港でも、ラウンジの質は総じて高いです。

プライオリティパス付きクレジットカードを選ぶときの注意点

  • 改悪リスク:楽天プレミアムカードのように、かつて無制限だったプライオリティパスが年5回に制限された例があります。カード業界全体で改悪の傾向が続いており、選んだカードのサービス内容が将来変わる可能性は常にあります。
  • 無料回数の上限:「年○回まで無料」の条件は必ず確認してください。回数を超えると1回あたり35ドルの追加費用が発生します。
  • 同伴者料金:本会員は無料でも、同伴者には費用がかかるカードがほとんどです。家族旅行で複数人でラウンジに入る場合、同伴者費用が想定外のコストになることがあります。
  • 国内レストラン特典の変更:一部カードで対応していた「国内空港のレストランで食事無料」といった特典は縮小・廃止の傾向があります。最新情報は申し込み前に確認してください。
  • 「プライオリティパス」の名称に注意:三井住友カードのオリーブ・フレキシブルペイ プラチナプリファードなど、名称が似ていてもプライオリティパスが付帯していないカードがあります。「国際版プライオリティパス」が付帯しているかを必ず公式サイトで確認してください。

結論:最安だけでなく、自分の使い方に合うカードを選ぶべき

「プライオリティパス 最安」で探すと楽天プレミアムカード(年会費11,000円)が最初の答えになりますが、それが全員にとっての正解ではありません。

年会費が安くても使わなければ損です。逆に、年30回使う人には年会費22,000円でも元が取れます。家族で使うなら、家族カードの扱いで総コストが変わります。

選ぶ基準はシンプルです。

  1. 年間何回ラウンジを使うかを先に決める
  2. その回数に対して損益分岐点が合うカードを選ぶ
  3. プライオリティパス以外の特典(旅行保険・マイル還元・優待)で日常的に使えるかを確認する

カード業界は改悪と新カード投入が繰り返されます。「これを持てば一生安心」というカードは存在しません。年に一度、自分の使い方と市場を見直す前提で動くのが現実的です。

プライオリティパスを軸にカード選びをしている方は、各カードの詳細レビューもあわせてご確認ください。特にセゾンプラチナアメックスのプライオリティパス特典については、こちらの記事で同伴者料金・レストラン特典・改悪情報を含めて詳しく解説しています。