どうも、いつもKindleでしか本を読まない華山です。今回は2018年読んでよかった本(漫画)編をお届けします。ノミネート作品は、『東京卍リベンジャーズ』『銀のアンカー』『最強伝説黒沢』です。
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和久井健『東京卍リベンジャーズ』
この本は2018年12月現在、9巻までしか出ていませんが、話の設定が面白いわけです。
今は冴えないフリーターをしている26歳タケミチは、実は中学生時代、不良でした。ある日テレビで中学時代の彼女ヒナタの死を知ります。とあるタイムスリップの仕掛けで、彼女を救おうと奮闘するのがこのお話です。
中学の不良といえども、殺人などにも物語は及びます。タケミチは何度タイムスリップしても、結局彼女や友人を救うことができず現代に戻ってきます。
当然、タイムスリップする度に成長していて面白いのですが、昔と現在で同時に発生する物語と、ヒューマンドラマに胸が熱くなります。ぜひ読んでもらいたい作品です。
三田紀房『銀のアンカー』
表紙の絵を見てお気づきになる方も多いと思いますが、この作品は『ドラゴン桜』の著者によって書かれています。このお話のテーマはズバリ、「就活」です。学生ならほとんどの人が経験するであろう、就職活動を漫画に描いています。
しかもこの本、主人公が就活に苦しむというストーリーではなく、就活のノウハウまで学べてしまう優れものです。冴えない主人公の男の子は就活に苦しむ日々でした。その時、就活のプロ的存在の男「白川」に出会って人生も就活も変化させていくのです。
これは、本当に参考になります。就職活動に限らず、働く上での心構えなどを学べます。採用担当が学生をどう見ているのか学ぶことができます。就職活動を控えている方はこちらの漫画を見てみてはいかがでしょうか。漫画なので、楽しく学べますよ。
福本伸行『最強伝説黒沢』
個人的には、今年ナンバーワンの作品ですね。普通漫画というのは、頼りない主人公が何か手に入れて強くなっていく物語です。この漫画も例外ではないですが、主人公は44歳の土木作業員のおじさん「黒沢」です。自分の人生は満ち足りていないと日々葛藤しているおじさんです。
スペック上は、底辺とも言っていい主人公ですが、この漫画には特別な薬やマシンはなく、仲間との日々の中で黒沢は成長していきます。
職場での人間関係に悩んだり、おじさんが中学生の不良に絡まれたりして、トラブルを連発しながら仲間の信頼を得て成長するのです。最後の場面は感動しました。なんというか、胸が熱くなります。自分の人生、捨てたものではないと考えさせられます。
この漫画の最終話を読んで、ネット上に感想が載っていました。最終話の場面で決闘があるのですが、とある人が「ここでBGMを流してあげたい」とコメントしていました。そのBGMが桑田佳祐さんの「祭りのあと」です。
歌詞の内容と漫画の内容がとてもリンクしていて、この曲と漫画がとても好きになったのを覚えています。情けない男が自分の人生のために戦う姿はカッコいいですね。めちゃくちゃおすすめです。
まとめ
3冊ほどピックアップしておすすめしました。ジャンル的に偏っています。笑 まだ読んだことがない人は1度立ち読みしてみてください。絶対人生が変わります!