私は日本と海外を行き来しながら、7kg前後の荷物で暮らしている海外ノマドワーカーです。
旅の荷物でいちばん悩むのは、服でもガジェットでもなく、実は 「化粧品・常備薬・液体グッズ」 です。
重い、かさばる、漏れる、そして機内持ち込みの制限もある。
このジャンルを最適化できるかどうかが、旅の快適さを大きく左右します。
この記事では、私が実際に世界を移動しながら使っている 化粧品ポーチの中身をすべて公開します。
また、旅行や出張で荷物を軽くしたい人、ミニマリスト的に化粧品を見直したい人に向けて、「化粧品の数」「収納」「機内持ち込みのコツ」もまとめています。
7kg生活で化粧品・液体グッズが最大の壁になる理由
私が最初に荷物を7kgまで減らしたとき、もっとも苦戦したのが化粧品でした。理由は3つあります。
液体は重く、かさばり、壊れやすい
100ml以下にまとめても、液体はどうしても重量が出ます。特にスキンケアが2〜3本あるだけで300gを超えることもあります。
機内持ち込みの100mlルールがネック
海外ノマドの場合、基本的に「預け荷物なし」で飛ぶため、すべて機内持ち込み。
つまり液体は 100ml以下×透明袋1つ に収める必要があります。
現地調達が意外と難しい
国や地域によっては肌に合うものが見つからないこともあります。
だからこそ「何を日本から持つか」「何を現地で買うか」の線引きが重要になります。
海外ノマドが実際に使っている化粧品ポーチの中身(全部公開)
ここからは、私が7kg生活の中で実際に運用している化粧品・常備アイテムをすべて紹介します。
無印良品 TPUクリアケース・マチ付き
液体類を機内持ち込みするために使っているのが、無印の「TPUクリアケース・マチ付き」です。
サイズは 縦約12cm × 横18.5cm × 厚さ4cm。透明度が高くて中身が一目でわかり、柔軟性があるので衝撃に強いのも特徴です。
マチによって 自立性がある ため、ホテルや空港でも扱いやすい。
デメリットは経年で少し黄ばみやすい点ですが、耐久性が高く、濡れたものを入れても安心して使えます。
国際線に持ち込めるサイズなので、 100ml以下の液体をすべてこれにまとめています。
スキンケア・ボディケア
ホテルアメニティのボディクリーム(30ml)
30mlの小さなボディクリームを入れています。マリオットのホテルのアメニティで、非売品。
香りが“高級ホテルのくすの木”のようで気に入っており、顔の保湿にも兼用。
小さいサイズなのに減りにくく、6ヶ月くらい平気で持つ コスパの良さがあります。
衛生用品(ミニマムな液体類)
ダイソーのアルコールスプレー(ダイソー 詰め替えボトル50ml)
外出先で使うアルコールスプレーを、軽量化のために 50ml容器へ詰め替え ています。
110円で入手でき、コスパが非常に良い。
元のスプレーは100mlで63%アルコール。
スマホ、机、ドアノブなどに使えて、ウエットティッシュ代わりにもなる万能液体。
荷物を減らしたいミニマリストには必須レベルのアイテムです。
身だしなみケア
無印良品 スチール爪切り・小
幅1.5cm、長さ5.9cm、高さ1.5cm、重さ30g。
とても小型で、海外で品質の良い爪切りを調達するのは難しいため、これは頼れる一本です。
切れ味が良く、2回ほどパチンと切れば問題なし。
飛び散り防止機能は弱いものの、携帯性と価格のバランスが優秀。
常備薬(海外ノマド用の緊急セット)
パブロン(風邪薬)
移動が多いと風邪を引きやすいので常備。
3〜6ヶ月に一度使うかどうかですが、精神的にも安心材料です。
正露丸
海外では衛生環境が違うため、腹痛対策は必須。
キルギスで食中毒になった際も大活躍。
独特の匂いはありますが、慣れた薬を持つ安心感は大きい。
トラフル錠(口内炎対策)
移動生活でストレスが溜まると口内炎になりがち。
ビタミン剤感覚で栄養補助的にも使える、地味に大切な薬です。
ロキソニン
痛み止めの万能薬。
薬剤師説明が必要ですが、大都市のビックカメラなら入手しやすく、海外ノマドの不調管理に欠かせません。
ケガ対策・応急処置
絆創膏
海外だと「大量パック」でしか売っていないことが多いため、日本から持参。
プールなどでケガすると大変なので、少量でも必ず持っておくアイテムです。
綿棒
必要最低限の本数だけ携帯。
ホテルのアメニティから補充することもあります。
アロンアルファ 速効多用途エクストラ(瞬間接着剤)
旅中は物が壊れがちで、カバンの部品やPCカバーの端が剥がれることも。
応急処置としての“瞬間修理能力”は非常に心強い。
少量だけ出して使えるため、液体系アイテムとしてポーチに入れています。
虫対策アイテム(東南アジア向け)
ムヒアルファEX
南京虫やアリなど、東南アジアではとにかく虫刺されが多い。
日本製で効き目が強く、旅のかゆみトラブルを防ぐための必須品。
タイガーバーム
かゆみは中くらいですが、筋肉痛や眠気覚ましにも使える万能薬。
東南アジアで手軽に入手可能。私はベトナムで購入しています。
3M ウルトラソン(米軍採用の虫よけローション)
1980年から米軍採用の強力な虫よけ。
ディート34.34%という高濃度で、効果は最強クラス。
少量を100均ボトルに入れて携帯。汗や水にも強いので、東南アジアの野外環境でも安心です。
化粧品を減らすためのミニマリスト思考
旅行で化粧品を減らすには、以下の3つを押さえるだけで十分です。
旅行で「最低限の役割」を果たすか
クレンジング+保湿+日焼け止めの3点が揃えば、ほとんどの国で困りません。
現地で代替できるか
シャンプー・石鹸などは現地のホテルで対応可能。
「現地で買えるもの」を積極的に選ぶと荷物が減ります。
固形化できるものは固形化する
バーム・固形石鹸・固形シャンプーに置き換えると、液体の制限を一気にクリアできます。
年代別の“必要な化粧品の数”の考え方(30代・40代・50代)
■30代
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旅先で肌が荒れやすい
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クレンジング1本+保湿1本で十分な人が多い
■40代
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乾燥しやすくなる
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保湿アイテム(美容液・オイル)を1本追加するだけで安定する
■50代
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化粧品の数が多くなりがち
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旅行時は「機能の兼ねるアイテム」を1〜2本に絞ると荷物が劇的に軽くなる
年代によって肌の必要量は変わりますが、旅行に持つ本数は大きく変わりません。
“役割=3つ” を意識するだけで十分ミニマムにできます。
よくある質問Q&A
Q:ミニマリストは化粧品を何個まで持つ?
A:旅だけなら、3〜5個で十分です。
Q:機内持ち込みでどうまとめている?
A:100ml以下のものだけ透明袋へ。それ以外は現地で買うか固形化。
Q:男性ミニマリストでもこの方法は使える?
A:使えます。むしろ男性のほうがアイテム数が少なく相性が良いです。
まとめ|化粧品ポーチを整えると旅が軽くなる
化粧品や液体グッズは、旅行やノマド生活で最もかさばるカテゴリーです。
しかし、役割を絞り、収納を見直し、漏れ対策を徹底すれば、荷物は驚くほど軽くなります。
私は7kgで世界を移動していますが、化粧品ポーチの最適化がその基礎になっています。
この記事が、これから海外に出る人や旅行ミニマリストの参考になれば嬉しいです。