Amazonと楽天の違いを比較!どっちがいい?お得で安いのは?

楽天とAmazonはポイントプログラムや出店の形態が異なっています。

楽天とAmazonはどちらも多くの商品を取り扱っており、私たち消費者はどちらを使えばいいか迷っている人も多いでしょう。

そこで今回は楽天とAmazonを比較してどちらがいいのか比較してみましょう。

楽天とAmazonの比較

楽天とAmazonの比較を以下の点で行ってみましょう。

項目 楽天 Amazon
ビジネスモデル テナント型
各店舗が独自の店舗を出店
マーケットプレイス型
商品を出品する形式
店舗デザインと商品ページ 各店舗が自由にページデザイン可能
独自性を出しやすい
商品ページが統一
Amazonというブランドが強調
ポイントシステム 商品購入時にポイント付与
会員ランクやイベントでポイント倍率が変動

対象商品のみにポイントが付与

カスタマーサポート 各ショップが個別に対応 問い合わせ先がAmazonに統一
配送サービス 各ショップごとに配送サービスが異なる プライム会員向けに
送料無料や配達日指定のサービスを提供
出店難易度 出店審査が厳しく、初期費用がかかる 出店審査が比較的緩く、初期費用がかからない
ユーザー層 35〜49歳の女性ユーザーが多い 18〜34歳の男性ユーザーが多い
価格競争 各ショップが独自に価格を設定するため、価格競争が少ない 商品ページを他店と共有するため、価格競争が激しい

それでは、各ポイントについて順番に説明していきましょう。

ビジネスモデル

楽天とAmazonのビジネスモデルは根本的に異なります。

楽天は「テナント型」のショッピングモール形式で、各店舗が独自に出店します。

一方、Amazonは「マーケットプレイス型」を採用しており、すべての商品がAmazon内で統一された形式で販売されます。

店舗デザインと商品ページ

楽天市場では、各店舗が自由にデザインできるため、独自性が高いのが特徴です。各ショップはそれぞれのブランドや商品特性に合ったページレイアウトを選ぶことができ、顧客に直接アピールする手法が取られます。

一方でAmazonは、商品ページが統一されているため、購入者はAmazonを通じて一貫したデザインの中で商品を探すことになります。このため、Amazonではブランド独自の個性を表現するのが難しい場合があります。

ポイントシステム

楽天市場では、購入額に応じて楽天ポイントが付与されるシステムがあり、イベントや会員ランクによりポイントの倍率がアップします。これにより、顧客は楽天ポイントを貯めやすく、リピート購入を促進する効果があります。

対照的にAmazonでは、ポイント付与は限定的で、対象商品にのみポイントが付く形となっています。楽天の方がポイント制度が充実していると言えるでしょう。

カスタマーサポート

カスタマーサポートに関しては、Amazonは一元化されたサービスを提供しており、全ての問い合わせをAmazonが対応します。これにより迅速かつ統一的なサポートが期待できます。

楽天市場では、各ショップが個別に顧客対応を行うため、ショップごとに対応が異なる場合があります。

配送サービス

配送面では、Amazonは「Amazonプライム」を通じた迅速な配送サービスを提供しており、送料無料や指定日配送といったサービスもあります。

一方、楽天市場では配送方法や条件は各ショップに依存するため、ショップごとに異なる対応が必要となります。

出店難易度

出店の難易度に関しては、楽天は審査が厳しく、初期費用も高めに設定されています。このため、しっかりとした準備が求められます。

一方で、Amazonは出店審査が比較的緩く、初期費用も少ないため、参入しやすい特徴があります。

ユーザー層

楽天市場は主に35〜49歳の女性に人気があり、Amazonは18〜34歳の男性が多く利用する傾向があります。

このユーザー層の違いにより、取り扱う商品やマーケティング戦略も異なります。

価格競争

Amazonでは、複数の業者が同じ商品ページを使用するため、価格競争が激しくなる傾向があります。

これに対して楽天では、各ショップが独立したページを持つため、価格競争が比較的少ない傾向があります。

楽天とAmazonはどっちを使うべき?

楽天とAmazonのどちらを使うべきかは、利用者の状況や購入する商品によって異なります。

以下のポイントで考えると選びやすいでしょう。

  • 映画や音楽、本のサブスクリプションを利用していない→Amazonプライム会員で買い物が一番お得
  • NetflixやSpotifyにすでに加入している→楽天市場のキャンペーンやポイント還元を活用するとお得

これを詳しく考えるために、各プラットフォームのメリットとデメリットを順番に見ていきましょう。

アマゾンのメリット

Amazonの最大のメリットは「プライム会員」の特典です。月額600円で、以下のサービスが利用できます。

  • お急ぎ便・お届け日時指定便が無料:対象商品を最短で配送してもらえる。
  • Amazon Prime Video:映画やテレビ番組が見放題。
  • Amazon Music Prime:200万曲以上の音楽が広告なしで聴き放題。
  • Prime Reading:電子書籍(本、雑誌、マンガなど)が読み放題。
  • Amazon Photos:無制限の写真ストレージが利用可能。
  • プライム会員限定セールへのアクセス:タイムセールやプライムデーなど、会員限定のセールに参加可能。
  • Prime Wardrobe:洋服や靴を購入前に試着可能(一部対象商品)。
  • ファミリー向け割引:おむつやベビー用品が割引価格で購入可能。
  • Amazonフレッシュ:生鮮食品や日用品の当日配達サービス(一部地域のみ)。
  • Prime Try Before You Buy:洋服やシューズを購入前に試着できる(一部対象商品)。
  • Amazon Mastercardの利用特典:Amazonでの買い物で高還元率のポイントが獲得可能。

配送料だけでなく、エンターテインメントや電子書籍の利用もまとめて提供されているため、コストパフォーマンスは非常に高いです。

アマゾンのデメリット

プライム会員にならない場合、Amazonの配送速度が遅くなり、3,500円未満の注文には550円の送料がかかるため、小さな買い物では損することがあります。

その時は全品送料無料のヨドバシカメラを使ったほうがいいです。

楽天のメリット

楽天市場を利用する大きなメリットは、楽天関連のサービスを利用することでポイント還元率が大幅に上がる点、いわゆるSPUがある点です。

以下、2024年10月現在の条件です。

  • 楽天カード利用:+2倍(通常カード+1倍、特典分+1倍)
  • 楽天プレミアムカードまたは楽天ゴールドカード利用:さらに+2倍
  • 楽天銀行+楽天カード:+0.5倍(楽天カードの引き落とし口座を楽天銀行に設定)
  • 楽天証券(投資信託または米国株式に月3万円以上のポイント投資):+1倍
  • 楽天モバイル契約(Rakuten最強プランなど):+4倍
  • 楽天ひかり契約:+1倍
  • 楽天市場アプリでの買い物:+0.5倍
  • 楽天ブックスで月1回3,000円以上の購入:+0.5倍
  • 楽天Koboで月1回3,000円以上の電子書籍購入:+0.5倍
  • Rakuten Fashionアプリで月1回5,000円以上の購入:+0.5倍
  • 楽天ビューティで月1回3,000円以上の利用:+1倍
  • 楽天Pashaで条件達成:+0.5倍
  • 楽天トラベルで月1回5,000円以上の予約:+1倍
  • 楽天ウォレット(暗号資産取引)で月1回取引:+0.5倍

楽天モバイルや楽天カードを所持していたらすぐに7%還元は超えるでしょう。

これに加えて、5と0のつく日、お買い物マラソンなどを利用するとさらに還元率が高くなります。

そして、別途ポイントサイトを経由して楽天で買い物をすると1%程度のキャッシュバックが発生するのでかなりお得です。

楽天のデメリット

一方で、楽天は配送が各店舗ごとに異なるため、Amazonに比べて配送が遅い場合があります。

また、全体的にAmazonよりも価格が高いことが多い点もデメリットとして挙げられます。

自分の場合

自分は楽天市場をメインで使っています。

私自身、よく日本におらず、配送のスピードを重視していません。

また、Netflixを契約しているため、プライム会員に加入する必要は感じていません。そのため、楽天のサービスを多く利用し、楽天市場を中心に買い物をするのが最適な選択でした。 

そして、Aliexpressなどの海外通販サイトも利用しており、Amazonで販売されている商品をさらに安く手に入れることができる場合もあるため、多少配送時間がかかってもAmazonを利用せず、楽天市場と併用しているのが私のスタイルです。

みなさんも、このように自身の状況に応じて最適なプラットフォームを選択すると良いでしょう。

ここから他の項目でどちらがお得か比べる時のポイントを詳しくみてみましょう。

Amazonと楽天はどっちがお得?各項目を比較

Amazonと楽天のどちらがお得かは、利用者のニーズや購入商品によって異なります。

以下に、いくつかの項目を比較しながら見ていきます。

ポイント還元

楽天市場は、楽天カードを利用すると基本ポイントが3倍になります。さらに、「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」や「お買い物マラソン」を活用すれば、最大で16.5倍のポイント還元が可能です。

対して、AmazonではAmazon Mastercardを利用することで1.5%のポイント還元、プライム会員であれば最大2%の還元を受けられますが、楽天ほどの高い還元率には届きません。また、Amazonではほぼポイントサイト経由の買い物ができなくなっています。

価格

商品によっては、Amazonと楽天で価格が異なります。

特に家電やデジタル機器に関しては、Amazonの方が価格が安いことが多いです。

一方で、楽天では日用品や食品、ファッションアイテムなどが割安になる傾向があります。同じ商品が両方で販売されている場合は、必ず価格を比較してみると良いでしょう。

配送とサービス

Amazonは「プライム会員」向けに即日配送や翌日配送を提供しており、急いで商品が欲しい場合には非常に便利です。

一方、楽天市場では各店舗が独自に配送を行うため、配送スピードは店舗ごとに異なり、Amazonほどの統一感はありません。

キャンペーン

楽天市場は頻繁にキャンペーンを実施しており、「5と0のつく日」や「お買い物マラソン」などを利用すれば、ポイント還元率を大幅に上げることが可能です。日常の買い物でポイントを貯めたい方には非常に魅力的です。

Amazonではプライム会員向けに割引やポイント還元のキャンペーンが行われますが、会員費用がかかるため、そこを考慮する必要があります。

結論

Amazonはプライム会員になると、迅速な配送や多彩なコンテンツを楽しめる点が強みです。

特にエンタメを含めた一括利用を考えるなら、Amazonが有利です。 楽天は、ポイント還元や複数の楽天サービスを利用することで、大幅にお得感が増します。ポイントを活用した買い物を楽しみたい方には楽天市場が適しています。

自身のライフスタイルに合わせて、最適なプラットフォームを選んでみてください。